ちゃおチャオブログ

日々の連続

江南周遊(13)水郷昆山街歩き。

さて、これからガイドの葉さんの案内により、昆山の旧市街観光に行く。
イメージ 1


昆山案内板。この辺りは千燈と呼ばれ、昔は随分と栄えた場所のようだ。
イメージ 2

目の前に運河が走り、東洋のベニスとも呼ばれている。
イメージ 3

江南のこの辺りでは運河は四通八達している。
イメージ 4



海浦東空港からのツアーバスは高速に乗って真っ直ぐこの町、昆山にやってきた。旧市街、中国語では古鎮と呼ばれているが、その古鎮入城門を通り、旧市街中心の広場に停車した。ここからはバスを降りて、旧市街地を歩き、又、櫓船にも乗る。以前このコースのツアーには過去2回参加していて、直近は、5年程前に友人のネギさんと来た時だ。その前は吉田さんとのツアーで、もう大分前になる。吉田さんが会社を辞めた直後の卒業記念の旅行で、5年前はネギさんが矢張り現役一線を退き、自由気ままな年金生活に入った直後の記念旅行だ。今回は同行のナベさんが中国は初めてとのことで、激安のこのコースを選んだ。

旧市街入り口に当たる広場でバスを降り、ぐるりと見渡すが、以前来たような初めて来たような・・、定かに見覚えのある建物、光景は見当たらない。この町は京劇の原型、昆劇発祥の地であり、嘗て一度以上は来ている筈だが、5年の歳月は記憶を風化させるのか、景色がぴったり当てはまらない。以前ネギさんと来た時は暑い真夏の盛りの頃で、日射病を避けるためにつば広の帽子を買ったのだが、その土産店が見当たらない。ツアー会社が異なっているので、ひょっとして別の駐車場所かも知れない。取りあえずバスを降り、ガイドの葉さんの案内で、昆山旧市街、ここは千燈という地名のようだが、その街歩きが始まった。

この辺りの土地は長江の南側に位置していて、昔から中国では江南地方と呼ばれている。冬暖かく、北京在住の王将、貴族、文人資産家などは、この辺りの風光明媚な土地を買って別荘を建て、、冬の間は避寒の場所としている。南船北馬の名の通り、この辺りは運河、クリークが縦横に張り巡らされていて、今様の言葉で言えば、東洋のベニスとも呼ばれている。低湿地帯で土地に起伏はなく、どこまで行っても平らだから、運河を船で移動するのには大変便利で、効率的だ。土地は岩盤質ではなく、掘削も簡単にできるのだろう。

運河に架かる太鼓橋から河を見る。古めかしい建物が運河沿いに繋がっている。明清時代かそれ以前から続いているような歴史を感じる。人々はこの運河を中心に生活を営み、生計を立て、商売をし、移動した。嘗ては流通商売で利益を上げて、町も繁栄していたようだ。千燈という地名にもそれは表れている。千の燈が運河に反射し、それは見事な情景、夜景であったに違いない。


土産物店もある。何か以前ネギさんと来た時に帽子を買った店のようにも思えるが・・。
イメージ 5


さて、観光が始まる前にトイレに寄る。
イメージ 6


観光地だけあって、奇麗に整備されている。
イメージ 7


古い街並みを歩く。この辺は、以前の倉庫街かも知れない。
イメージ 8