ちゃおチャオブログ

日々の連続

愛媛(伊予一国)ドライブ巡礼(22)宇和の卯之町。

卯之町歴史保存地区の入り口には小さな駐車場があって、ここは宇和文化の里、と呼ばれている。

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入口駐車場からは狭い石畳の道を上がっていく。

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  • 江戸時代から続く味噌醤油製造販売店もある。

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  • 昔からの製法で作っている。客が一人いた。

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  • 通りの奥、突き当りに先哲記念館がある。

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西予市にある道の駅「どんぶり館」は愛媛県を縦断している国道56号線沿いではないが、高速道西予宇和ICを下りてすぐの場所にある。広い駐車場と地産地消の野外店舗、地場の農産物、産業振興の目的にも適っている。ニーズが多いのか、店外には鋤や鎌、小型農耕機なども展示してある。建物の外側には肱川が流れていて、この先の宇和海に注いでいる。この肱川の上流は、昨日松山空港から愛南へ行く途中、2回目に休憩した内子道の駅の直ぐ横を流れていた川だ。道の駅から肱川まではジオパークになっているが、行く人も少なく、時間も余りないので立ち寄りは止めて、ここからすぐ近くにある歴史保存地区「卯之町」へ行くことにした。

歴史的重要建造物保存地区。全国に何か所あるかは知らないが、四国にはここと、30年以上前に一度訪問した吉野川流域の脇町、うだつの町並みだ。昔の町民、商家の町並み、伝統工芸技術等の保存、お城とか巨大な寺社と違って、ぎょっと目を引くようなものはないが、それでも尚古を残しておくのは、後世の日本人にとっては良いことだろう。道の駅からは八幡浜方向、元の西予インター方向に戻り、更に少し進むと、卯之町保存地区に入る。町の入り口には5-6台止まれる小さな駐車場と公衆トイレがあって、そこに掲げられているガイドマップを見て、歩いて向かう。この地区は宇和文化の里、と呼ばれている。ぐるっと回っても10分ー20分も掛からないだろう。

ここも人が少ない。先刻の明石寺同様、コロナ禍の中で、人々は観光気分にはなれないのかも知れない。車1台がやっと通れるほどの石畳の道を宇和先哲記念館と開明小学校に向かう。通りの突き当りに白壁の大きな建物があり、そこが先哲記念館だが、今日は休館だ。月曜日は公共施設が休館する例が多いが、ここはそれとは別に、長らく休館状態のようだ。案内板を見ていると、ツツツっとどこからともなく若い女性が寄ってきて、話しかけてくる。若くて、美人の女性で、一瞬ぽっとしたが、聞いてくる内容が観光なのか、どこから来たのか、等々で、当方も素直に答えると、彼女は町の観光課の学芸員のようだ。自ら案内をしてくれろ。所謂ボランティアガイドのようなものだろう。

 

先哲記念館前から通りの中央部を眺める。

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  • 先哲記念館は休館で、近寄ってきたボランティア女性に町の歴史、案内をしてもらう。元の庄屋か本陣?今は民具館、休憩センターになっているようだ。

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  • 通りの中ほどに戦前まで営業されていた旅館が保存されている。松屋旅館という名前で、邸内には大きな黒松がある。

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  • 明治期から戦前にかけて、日本をリードした著名人が逗留していた。

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  • 皆日本の近代史に名を留めている著名人だ。

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