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日々の連続

四国霊場最後の巡礼(46)第八十三番霊場一宮寺に参拝。

  • 第八十三番一宮寺の駐車場はお寺の裏手にあって、横門から入る。正面の大きな建物が本堂だ。

    f:id:commodore:20210112203247j:plain境内には大きな楠が目についた。

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    • その楠に守られるように本堂はあった。

      f:id:commodore:20210112203426j:plain大師堂は並んで建っている。

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律令の頃、国分寺国分尼寺聖武天皇の勅令により全国に建立されたが、国分寺同様に全国に鎮座する一宮神社はそうではなかった。誰か天皇の命令によって全国に建立された訳ではなく、その土地の有力な神社がその国の一之宮に擬せられた。例えば出雲神社、熊野大社三島大社鶴岡八幡宮鹿島神宮厳島神社宇佐神宮などがその国の一之宮になっている。

全国では一宮市一宮町と言った、町名は散見されるが、そのものずばりの一宮神社は少ない。去年の巡拝で徳島県を回ったが、その時の第十三番霊場大日寺は阿波一之宮、一宮神社の別当寺だった。ここ讃岐の一之宮は田村神社で、第八十三番一宮寺はこの神社の別当寺だった。阿波の一宮神社の別当寺は大日寺で、ここ讃岐の田村神社別当寺は一宮寺だ。一宮寺という寺名は全国でも珍しい。お宮さんにはあるが、お寺さんには無いということか。

知人の弁護士の後輩で、白門会同門に一宮さんという女性裁判官がいたが、仙台高裁長官から女性初の人事院総裁になり、去年の黒川検事長検察官人事問題では脚光を浴びていた。千葉地裁での裁判官時代の彼女を知っているが、実にさばさばした、手際よい訴訟指揮が印象的だった。その一宮総裁がどこかの一宮神社と関係している血筋かどうかは分からないが、ここ高松の一宮寺にやってきて、彼女のことを思い出した。

この寺は弘法大師の凡そ100年ほど前の創建で、創建後には行基菩薩も関係していた。その後大同年間になって大師がこの寺を訪れ、聖観音像を彫塑して本尊とし、その時に真言宗に変更させられた。従って、その時以来この寺のご本尊は聖観音菩薩である。観音様は千手観音、十一面観音、馬頭観音等々、いろいろな姿の観音様に変化して現れるが、この聖観音はそれらの元となる、基本の観音様である。中でも奈良薬師寺の観音像は国宝に指定されている。

駐車場は本堂の裏側にあり、横門から入ると大きな楠が目に入る。本堂はその楠に守られるようにして正面にあった。ご本尊の聖観音は大師が彫られたものと伝わっている。オンアロリカソワカ。本堂に続いて大師堂、一宮御陵にお参りし、正面に回って山門を見る。山門は仁王門だ。その途中の苔のむした庭園が京都の寺を思わせる。それ程大きな境内ではないが、見るものは沢山あった。

 

一宮御陵。孝霊天皇、百襲姫命、五十狭芹彦命が祀られていると言われている。

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正面に回り、山門を見る。

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  • 山門は仁王門だ。

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    山号の神毫山が掛けられている。

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