昨日の氷雨から一転、冬の快晴。昨日は外出せずに、歩行は全くできなかったが、今日は野川を大いに歩く。梅は一部ちらほらだが、蝋梅は満開。これからマンサクも花開いてくるだろう。
昨日は半藤一利さんが亡くなった。90歳。文芸春秋名編集長で、自分も以前は読んでいたが、最近は余り見ていない。奥さんは漱石のお孫さんだ。
以前NHKでドラマ化された「日本の一番長い夏」。陛下の詔を収録したレコード盤の緊迫な奪い合いは、終戦史の知られざる裏面だ。それから「ノモンハンの夏」。
終戦時15歳で徴兵経験はないが、今次大戦には批判的だった。
俳優の綿引勝彦さん、75歳も昨年末に亡くなっていた。個性の強い名優で、こわ者役が良く似合った。5歳と言えば、自分と同じ年。知らなかったが、2年前からすい臓がんの治療を受けていたらしい。最後の半年間は治療をせずに、死期を待っていたらしい。彼らしい生き方だ。往生際が良い。奥さんはNHKホームドラマの樫山文枝さん。意外な取り合わせだが、年上女房。夫婦仲は良かったに違いない。
半藤さんと綿引さん、見事な人生を生き切った。大往生だ。