ちゃおチャオブログ

日々の連続

坂東観音霊場巡り(7)平塚光明寺へ。

次のお寺、平塚光明寺は、近くを流れる金目川の土手を歩いて行く。

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土手を歩く参詣の人々。

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金目川大堤の説明書き。しばしば氾濫、洪水があってようだ。

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長谷寺の山門を出て、バスに乗るまでの途中に無人販売のミカンの袋が置いてあって、ツアー客の何人かが買っていくので、自分も一袋買ってバスに乗り込む。湘南のこの辺りも陽当たりが良く、ミカンも美味しい。バスの中で早速1個を食べる。バスは再び厚木市内を横断し、愛甲石田の駅前を通り、平塚に出る。次の霊場は第7番札所光明寺だ。言い伝えによれば、この先の大磯海岸で海女が観音像を拾い上げ、この寺に安置したとのことである。寺は暴れ川金目川の際にあり、寺まではバスの駐車場所からこの川の土手の上を歩いて行く。川の流れは確かに早い。

 

この寺のご本尊は大磯の浜辺で見つかった聖観音で、その観音を納める厨子室町時代の制作で、国の重文に指定されている。ここの観音さんは、人々から金目観音と呼ばれていて、源頼朝からの帰依を得て、寺領も寄進されている。寺は土手の直ぐ脇に山門があり、大きな草鞋がぶら下がっていて、その山門の正面に本堂がある。その聖観音銅像が本堂の前の庭に立っている。

 

境内は比較的狭く、こじんまりした感じであるが、過去には前の金目川の氾濫により、この寺も洪水の被害を受けたと想像されるが、境内は綺麗に整えられ、そうした過去の忌まわしい傷跡はどこにもなく、江戸時代中葉に建てられた本堂にしても、その中の重文厨子にしても、昔の儘を留めている。さてこれから本堂に上がり般若心経を唱えよう。

 

土手の直ぐ横に光明寺の山門がある。

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山門を潜ると正面に本堂がみえる。

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本堂の正面には聖観音銅像が立っている。

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