ちゃおチャオブログ

日々の連続

坂東観音霊場巡り(9)今日最後の霊場、小田原勝福寺へ。

平塚光明寺の山門には大小さまざまな草鞋が奉納されている。

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音霊場第七番、金目山光明寺

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山門は金目川のすぐ際に建っている。

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このお寺、平塚の光明寺と草鞋の関係は良く分からないが、山門の両側には大きな草鞋が奉納されていて、更にその周りには無数の大小様々なサイズの草鞋が釘付けされている。奉納者が草鞋を買い求め、旅の無事を願ったのだろう。江戸時代の東海道五十三次平塚宿からは少し離れた場所にあるが、それ以前の富士の裾野、御殿場を通って大井松田に出る街道筋だとここはその道筋に当たっていたのかも知れない。草鞋は又お土産品としてもこの寺で売られている。ツアーのメンバーで買う人は誰もいなかったが・・。

 

かなり立派な山門に一礼し、再び金目川の堰堤を歩きバスの駐車場所まで戻る。この辺り、住宅地が密集していて、十分広い土地の駐車場を確保することは出来なかったのだろう。川沿いの狭いスペースに停めてある。川の上流には東海大学の白い大きなキャンパスも見える。平塚のこんな近くの場所にあったのだ。東名高速を通る時には道路の直ぐ横に良く見かけたのだが・・。バスに乗り込み、今日最後の札所、小田原の勝福寺に向かう。

 

この寺も又古く、弓削の道鏡創建と伝わる。弓削の道鏡孝謙天皇の愛人と言われた殿中の僧侶で、一世を風靡したが、和気の清麻呂宇佐神宮ご宣託により失脚し、栃木の薬師寺に下向した際にこの地に寄って、寺を創建したとのことである。この寺は又蘇我兄弟や二宮尊徳との所縁もあって、境内には尊徳の銅像も立っている。寺の正面にある駐車場からバスを降り、寺に向かうと、正面に大きな山門が建っていた。

 

今日最後の霊場、小田原勝福寺にやってきた。立派な山門だ。

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山門を潜って境内に入る。

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迫力満点の仁王像だ。この山門は県指定の文化財になっているが、仁王像に関しては製作者不明だ。

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