バーディートライのボールがカップの淵を舐めて、そのまま通り過ぎて行ったボールは何個あっただろう。今日の試合では少なくとも5-6個はあった。五輪ゴルフ最終日。トップシャピロを3打差で追う松山。最終一つ手前の組みで回っていたが、残念なパットの連続だった。正に勝利の女神に見放されたような無情さだった。しかし最後まで腐らず淡々とプレーし続けた松山選手。最後の18番ホールも女神に見放され、一旦は入りかけたボールもそのまま通過し、単独3位に飛び出ることはできなかった。
その後の7人による3位決定戦、最初のホールでボギーを叩き、敢え無く散って行った。マスターズに勝利し、絶対勝者で臨んだ大会も、勝利の女神に見放されるとこういう結果になる。10年以上もツアー優勝がないサバティーニ、48歳になってスロバキア代表で出て、見事に銀。全く運不運の結果となった。
松山は試合後、自分の実力が足りなかった、と淡々とした口調で記者の質問に答えていたが、多分彼にも女神の不在は分かっていただろう。マスターズに勝った時のような輝きは、今日の彼には見られなかった。
午後は半日ハラハラしながらゴルフを見て過ごす。明後日から和歌山に行くが、ホテル旅館は全て予約できた。夏場相場でどこも高く、予約に苦労した。いずれにしても夏の旅行。着替えの下着だけ準備すれば、後は必要ない。五輪の楽しみももう残すのは最後のマラソン位だろう。心配なのは東京市場だけだ。感染増が止まらず、東京は4000人、5000人と増大、全国でも1万人を超え、その内に2万人も越えて行くだろう。東京市場をもろに破壊する。