駅前朝市マーケットの2階に丁度良い食堂があった。
まだ7時前で、通りを歩く人の姿も少ない。
この海鮮どんぶりが500円!
ぶらぶら朝市通りを歩いて函館駅に向かう。
まだ7時前だが、駅前市場の2階に開いている食堂があって、ラッキーだった。50人程入れる店内には既に4-5人の客が食事をしている。観光客には見えないので、この市場で働いている人なのか、これからどこかへ遠出、遠方へ出かける人かも知れない。駅までは1-2分で行ける場所だから、ここで朝食を済ませて置けば、後は心配ない。
海鮮丼が500円とは嘘みたいな話だ。北海道ならではの、魚介の豊富な函館ならではの激安値段だ。或いは経営母体が階下の鮮魚店かも知れない。出てきた丼物はメニューに偽り無しのボリュームたっぷりの正真正銘のエビが乗っている。時間があれば明日も又来たい感じだ。朝食をゆっくり食べて駅に向かう。
函館本線、函館駅。昨日はこの駅ビルの2階にあるロッカーにボストンバッグを預けにやってきたが、ここで電車に乗るのは初めてだ。今年の夏、紀伊半島を電車で半周したが、田辺から先、潮岬、新宮方面への電車の本数が少なく、随分待たされた経験をしたが、北海道はどうだろう・・。旧国営鉄道が民営化され、ここ北海道は単体でJR北海道に衣替えしたが、経営は大変だ。人口減と冬の降雪。内地のJRの倍以上の保線費用がっかってくる。だからあちこちの路線が廃線されている。帯広郊外にある愛国駅、幸福駅へ10年ほど前に行ったが、そこは既に線路は取り払われていて、小さな木造の駅舎だけが記念に残されていた。
大沼公園行きのキップを買い、駅員に発車時刻を聞くと次は20分程で出るという。懸念していたよりは案外本数も多い。ただ経営的にそこまで手が回らないのか、スイカは使えない。JR関西、紀勢線では無人駅でもスイカが利用できたが、赤字続きの北海道では、当分無理だろう。同じ幹部社員でもJR東日本とは給与面でもかなり開きが出ているに違いない。発車までにはまだ少し早いが、構内の案内ポスターなど眺め、ホームに向かった。
函館駅。この駅から電車に乗るのは初めてだ。
JR北海道、函館本線。思ったより本数は多い。大沼公園行きは7時19分だ。
ぶらぶら構内のポスターを見ながらホームに向かう。
ああ、大沼公園の紅葉だ。