約2時間半のサイクリングを終え、大沼公園駅に戻って来た。駅前広場の花壇が綺麗だ。
駅前にあるサイクリング店。食堂も兼業している。
次の函館行の電車の僅かな時間に昼食を摂った。地ビールの大沼ビールが美味しかった。
次の電車には余り時間は無く、逃したら大変、駅舎に向かう。
大沼公園運動広場から最後にもう一度駒ケ岳を見て、駅に戻ることにした。足が丈夫で元気な頃だったら、駒ケ岳にも挑戦したかも知れないが、今はもうそんな元気もなく、元々無理だと分かっているので、そんな気持ちすら湧き出てこない。自分に取っての山はもう既に登る対象ではなく、遠くから眺めるだけのものになってしまった。ただ北海道にある日本100名山の9座は既に登頂しており、それだけは過去の自慢となっている。
大沼公園駅前のレンタサイクル店に戻り、次の函館行電車の時刻を聞くと、12時ちょっと過ぎ、30分程度の時間しかない。これを逃すと次は1時間以上待たなければならず、急いでお昼を食べることにした。来た時はフルに並べてあった自転車の列も幾分少なくなっていて、今日は土曜日、それなりに客があって自転車も借り出されたのだろう。この自転車屋は食堂も経営していて、そこで急いで昼飯を食べることにした。約2時間少しのツーリング、心地よい疲労感もあり、少し割高ではあったが、地ビールの大沼ビールを飲むことにした。疲れた身体には良い味わいだった。
レンタサイクル店兼食堂から駅までは駅前広場を突っ切って行くだけだから1-2分で行ける。10分程の余裕を持って駅に向かう。秋の駅前広場はサルビア等々の原色の花壇で彩られ、高原の避暑地を思わせるものがあったが、それにしても鉄道を利用する人は僅少で、時々広場を通り抜ける車はあっても、歩いている人は自分一人。花の艶やかさが却って侘しさを感じさせた。バス停などもあって、こんな過疎地でもバスが運行されているのかと、時刻表を見たら、それはこの近くにある観光レジャーホテル、グリーンピア大沼の送迎タクシー乗り場だった。そう言えば、西武プリンスもこの大沼のどこかにあったと思うが、コロナさえなければ、夏のゴルフ、冬のスキーと多くのレジャー客を惹きつけるに違いない。広場に別れを告げて駅舎に入った。
ああ、駅前にバス停がある。どれ位の本数が出ているのだろう・・。
ああ、循環バスではなく、大沼のリゾートホテルの送迎バス乗り場だ。
天気も良く、今日は半日、良いサイクリングが楽しめた。
静かで、自然の残された良い湖だった。