ちゃおチャオブログ

日々の連続

函館の三日間(28)大沼湖沼地帯へ。

大沼国際セミナーハウスを出ると、正面に大沼が広がっている。

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湖を左に見て、残り半周を走る。

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湖沼地帯にやってきた。後方に駒ケ岳の裾野が見えてきた。

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凄い数の小島だ。

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大沼国際セミナーハウスは位置的には大沼公園駅の丁度反対側にある。駅からは一番遠い場所にあるが、函館ー長万部を結ぶ高速道の出口からは近い場所にあり、今は電車でやってくる人よりは、車の利用者の方が多く、ドライバーに取っては便利な場所になっている。

 

セミナーハウス展示室でのパステル画の展示品を眺め、ロビーの椅子で一休みし、再び自転車を走らせて公園駅に向かう。今年の夏、潮岬に行った時は電動アシスト自転車だったので、坂道もモーターの力を借りて、案外楽に、且つスピードも保て走ることができたが、ここはアシスト無しの自転車。周回道路がほぼ平坦で助かったが、坂が多かったりしたら、かなり大変なことになっていただろう。それでも一休みし、元気を取り戻し、敷地を後にした。

 

再び左手に大沼が姿を見せ、右手前方には駒ケ岳の裾野も見えてきた。この前までは正面に見えた駒ケ岳が右手に見えるようになって、湖を既に半周したことは理解できた。暫く進むと高速道へ向かう道路標識が見え、その下を函館本線の線路があり、自転車を漕いでいる途中に電車が通り過ぎて行った。函館本線はこの大沼を真ん中にして、大沼公園駅を起点にして二手に分かれ、その先の森町で又一緒になり、更に先の長万部に向かう。だから先刻の自転車で走りだした直後に見た線路も、今、ここで見る線路も同じ函館本線なのだが、右回り路線と左回り路線の違いのようなものだ。

 

この辺りから真の意味の湖沼地帯になってくる。小さな小島が湖面に浮かんでいて、その水路を小舟やボートが走り抜けていく。仙台、松島湾をもっと小さく、コンパクトにした感じで、又今は陸地になって幾つもの小高い丘になっている秋田の蚶満寺周辺は芭蕉がここを訪ねて来た頃には、今ここで見るような湖沼だったのではないかと思えた。正にこの湖沼地帯がたあった故にこの大沼がラムサール条約に登録されたのだ。

 

高速道路の分岐点にやってきた。その下を函館本線西回り線の電車が走っている。長万部行きだ。

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駒ケ岳の大噴火でできた自然の造形だ。

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観光遊覧船が湖沼地帯に入って行く。

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迷路の中を走るような気分だろう・・。

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