朝から氷雨。気温は３度にも上がらない。昼前から小雪がちらつき、薄く積る。夜半か明日の未明にかけて雪が降り、朝は又雪面になっている知れない。お彼岸を過ぎての雪も風情があってよい。
マンボウ、今日から全国一斉に解除。漸く重苦しい行動制限が解除された。韓国の連日５０－６０万人からの感染者数に比べたら、最近の日本は５万人以下、昨日などは３万人台の数からしたら、とうに解除しても問題ない感染者数だ。日本は中国ではない。自由社会だ。個人の判断に任せる部分をもっと大きくすべきだ。兎も角、今日から個人の自由行動が一部開放される。
ロシアの殺戮行為が止まらない。プーチンは更にこの殺人攻撃を激化しようとしている。ウクライナ人のジェノサイド、大量殺戮を目論んでいる。それは戦前のナチスドイツがユダヤ人抹殺を目論んで起こしたことと同じだ。人類の敵、人類に対する犯罪者。
戦前の日本の悪行をストップさせるために、欧米列強はABCD連合を組み、日本への石油輸出を禁止した。アメリカ・ブリテン・チャイナ・ダッチの４国だ。石油の一滴は血の一滴、石油輸入が途絶えることは日本の死活問題だった。欧米はそれでもって日本が手を上げ、それまでの蛮行がストップできると予想していた。しかし日本は素直に手を上げず、反対に戦線を広げ、起死回生を狙った。欧米連合の予測は裏目にでたのだ。
今のロシアと反ロシアの行動パターンは戦前のABCD包囲網と瓜二つだ。結局包囲網は破られ、アジアで１０００万人を越える軍民が犠牲になった。一昨日もこのブログに書いた八紘一宇を信奉した一部の狂信的軍官学に引っ張られ戦争に突き進んだ結果、多くの日本人アジア人が地獄の苦しみを味わった。今プーチンはロスキミールの美名の下に、日本が嘗て味わった苦しみを、全ロシア人ウクライナ人欧州人に強いている。柔道家であるプーチンは日本の過去の過ちを学習しないし、歴史から学ぼうとしない。
この戦前のABCD包囲網と似た言葉で、ABC攻撃がある。アトム・バイオ・ケミカルの略で、即ち大量殺戮兵器を意味し、これは人類に対する犯罪として国際条約で製造も使用も禁止されている。以前シリアでサリンを含む細菌化学兵器が使用されたとして、米国は開戦に踏み切った。人類に対する犯罪は許せないと。
今回戦線が好転しないロシアはこのABC兵器の使用を模索している。いつの時点でどう使うかの問題で、常に嘘を垂れ流しているロシアは、最近頻繁にハリコフの生物化学研究所で細菌兵器が研究されていた、と発表している。近々ロシアはウクライナが使用したという嘘をついて、化学兵器を使用すると見ている。このまま戦闘が長引けば、或いはその通りになるかも知れない。この化学兵器が使用されたら、一気に数千人、数万人の市民が犠牲になる。限定的使用とは言えそうなる。以前オーム真理教が長野や地下鉄で使用したサリン毒の事件を見れば明らかだ。サリン製造はロシアが長けている。オームはロシアにも支部があり（嘘つき上祐が支部長だった）、製品、製造方法等はロシアから入手したと思われる。嘘つきロシアはシリアで自身が使用したサリンをアサド政府軍の仕業にし、世界を騙し、挙句の果てに独裁者アサド国王を支えた。米軍はロシアが使用したことは分かっていたと思うが、分からないふりをしてロシアの蛮行を黙認した。その蛮行の一連の流れが、今日のウクライナに繋がっている。シナ事変を起こし、満州国を作り、大陸に侵略して行った帝国陸軍の蛮行を食い止められなかった当時の欧米列強と帝国日本との全く同じ類似性を今日のロシアに見えている。
ABC兵器の使用は虎の尾を踏むことだ。ロシアは大胆にもそれをシリアで行ったが、中東シリアで行う事と、欧州の一部ウクライナで行うこととは、重大さは全く異なる。欧米に取っては、虎の尾に触れる以上に驥尾に触れることなのだ。黙ってはいない。見過ごすことのできない重大犯罪だ。
嘘つきプーチンでも、巧妙に嘘を糊塗して、直ぐにもバレる嘘でも彼なりに理論構成している。この虐殺行為も戦争とは言わずに、「虐待されている」ウクライナ内のロシア人救出の為の「特別軍事行動」と称し、虐殺侵略の正当性を主張している。自分はこの侵略戦争はロシアが負けプーチンが倒されると信じているが、仮に勝つにせよ負けるにせよ、後からの言い分、名分、空疎な正当性の根拠としたいのだろう。悪魔の鬼っ子でも、他者から良い子で見られたいのだ。だから自分は希望的観測として、プーチンは最後の最後までABC使用は躊躇する筈だ。もし使用したら名分が立たないからである。その躊躇を更に確固とさせる為にはバイデンがもっと強い態度ででなければならない。２５日にはポーランドまで行くという。バイデンはその場で、もしもロシアがABCを使用するなら世界も米国もロシアを許さない、と明言すべきだ。プーチンに対しては強いブレーキになる筈だ。ゼレンスキーが言うように、第三次世界大戦を起こしてはならない。核の戦争は世界を破滅させる。鬼っ子プーチンでも、流石に世界の破滅者との烙印を押される覚悟はないだろう。
