ちゃおチャオブログ

日々の連続

3.2(水・晴れ)国連軍の派遣が不可欠だ。

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ロシア軍の砲撃により破壊されたウクライナ各都市の惨状をテレビで見ると胸が痛む。一般市民を攻撃の目標にはしないとプーチンは明言したが、侵入したロシア軍はなりふり構わず街を破壊し、侵略する。明らかな戦争犯罪行為で、今日も国連の場で、多くの国がロシア非難声明を出している。グテレス総長も即時停止を求めているが、プーチン聞く耳を持っていない。

この侵略戦争に先立って、国連では修復の為一時外されていたピカソゲルニカが再び掲げられた。バスク地方の小村ゲルニカは、ナチスドイツの爆撃機により突然に襲撃され、沢山の村民が犠牲になった。このスペイン内戦には当時の国際連盟は無力で、市民連合が強力なナチス軍と対抗した。そんな一人に、「陽はまた昇る」のヘミングウェイもいた。この戦争に勝利したナチスヒトラーは、いよいよ大胆に狂暴になり、周辺国を侵略し、1000年帝国の樹立を目指した。当時の国際社会はヒトラーの狂気に危惧したが、具体的な防止策は打てずに、戦争に突入し、結果、アジアを含めての世界中では5000万人からの尊い命が失われた。

20世紀のヒトラーに擬せられる21世紀のプーチン。彼の横暴をこのまま許してはならない。グテーレスの言葉だけでは止めようもない。国連は無力だ、という人もいるが、そうではない。国連は強力で、戦後、数々の紛争を解決してきた。今このまま手をこまねいていたら、第2のヒトラーが生まれる。自由世界、戦後の平和なパラダイムは一人の狂気により破壊され、世界はカオスの混乱に陥れられる。

ウクライナNATO加盟国ではないので、米国始めNATO諸国はウクライナを救援することはできない。ただ、国連は別だ。国連加盟国の一国が、狂暴な侵略者により、市民が犠牲になり、国家が占領される瀬戸際にあって、国連が何も助けることが出来なければ、本当に無力な機関になる。有名無実の機関になってしまう。今回、国連決議で、ロシアの違法性、即時撤退が決議され、それに従わなかったら、国連軍を派遣し、強制的に従わせるべきだ。

他国からの武力援助を受けられないウクライナは各国に義勇軍を募り、日本からも70数名が応募したようだ。大半は元自衛官で、戦いの経験はある。ただこの義勇軍だけで強力なロシア軍に対峙することはできない。スペイン内戦時の市民軍と同じだ。米軍が直接対決できないのなら、米国主導で国連に働きかけ、国連軍の一部として参加はできるだろう。日本も又、こうした義勇兵の応募だけでなく、法律を変えて、国連軍への参加も可能にし、参戦すべきだ。このままプーチンの窈窕を見過ごしていたら、自由社会は破壊されてしまう。21世紀に第2のヒトラーを作ってはならない。

 

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