2024年、辰年の今年もいよいよ終わる。今日を最後に辰年とはお別れだ。株式市場は上り龍のごとき勢いで終わった。東京市場、年初の大発会は元旦に能登を襲った大地震で、下落で始まったが、後場盛り返し、-175円まで下げを縮め、33,288円でスタートした。
その後市場は順調に伸びて行き2月中にはバブル期の最高値、38,915円を超えて、3月には遂に4万円の大台に乗せ、最高記録を作った。4月中には42,000円まで伸ばしたが、その後は日銀の利上げなどを睨み、伸び悩み、遂に20年ぶりのマイナス金利解除の発表を受けて、8月5日、自分の78歳の誕生日当日には、過去最大の下げ、4451円安の3万円台前半まで沈んでしまった。
しかしその後は、徐々に盛り返し、昨日の大納会では4万円までには届かなかったものの、大納会としては35年ぶりの高値、39,894円の高値で1年を終えた。全く龍のごとき上ったり、急降下したりの1年だった。来年は巳年。お金持ちの年だ。多くの国民が巳年の金運に浴してもらいたい。
さて、年末恒例の墓碑銘。新聞紙上にはいろいろな著名人の死が報じられている。よく知っている芸能人、知識人だけでも10指に余る。1月、写真家の篠山紀信83歳。もう随分以前に亡くなっていたかと思っていたが、自分とそれ程変わらない年齢だ。田中英寿、77歳。日大のドンとして大学を牛耳ってきたが、最後は追放された。自分よりも若かったのだ。
2月には指揮者の小澤征爾88歳、女優の山本陽子81歳。3月五百旗頭真80歳、俳優の寺田農81歳。舞踏家の天児牛大は自分よりも若い74歳だった。NHKアナ、鈴木健二は95まで長生きしていた。4月には元横綱曙太郎54歳。日本の国籍も取ったが、若くして亡くなった。評論家の屋山太郎91歳、ブライダルの桂由美94歳、案外長生きだった。
5月には俳優の中尾彬81歳、漫才の今くるよ76歳は、自分と同世代だ。俳句の鷹羽狩行93歳は、服部先生の先輩だ。6月には槇文彦95歳。幾つかの彼の建造物を見た。沖縄の新都心に移住していて、そこで亡くなった。関西漫才の桂ザコバ76歳。以前NHKの日曜昼の番組で、活躍していたが・・。7月には園まり80歳。中尾ミエ、伊東ゆかりの3人娘。皆死んでしまった。8月にはアランドロン88歳、作家の石川好77歳。9月にはおすぎとピーコのピーコが死んだ79歳。又ブラジルのセルジオメンデス83歳とペルー大統領のアルベルト藤森86歳。イラストレーターの山藤章二87歳も死んだ。
10月には西田敏行76歳と高階秀嗣92歳。良く生きた。11月、山さんの知人西尾幹二89歳、北の富士勝昭82歳。毎場所相撲解説に来ていたが、突然だった。俳優の火野正平75歳は案外若かった。東京地検、堀田力90歳。検事に似合わない善人顔だった。12月には女優の中山美穂54歳は衝撃だった。アナウンサーの小倉智昭77歳、最後まで頑張った。大記者、主筆の渡辺恒雄98歳、スズキの鈴木修94歳、ジミーカーター100歳が、本年最後の大往生を遂げた。