ちゃおチャオブログ

日々の連続

補陀落渡海への旅(107)高級紹興酒。

魯迅故里を出ると、表には自転車タクシーがずらいと客待ちしているが、先刻の女性ドライバーが見当たらない。
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已む無く自分の足で街を歩くことにした。「民族脊梁」。魯迅のことだ。
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ああ、「天下黄酒源紹興」。天下の黄酒は紹興にあり、か・・
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館内に入ってみる。何か高級そうだ。
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ああ、これは素晴らしい展示品だ。
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いろいろと紹興酒の効能が書かれているようだ。
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魯迅故里ではいろんなものを見た。幼少の頃の勉強部屋から生活の場、居間、寝室から今は紹興酒の販売店になっている酒蔵まで見た。最後に「臭豆腐」を食べ、魯迅故里を出たが、この周辺は清時代の街の中心地。咸亨酒店の本店もあれば、土産物店、高級レストランなども並んでいる。魯迅の古里、中国中から観光客が集まってきているのだろう。

故里を出た直ぐの所に、少し目を惹く店ががあった。酒販店のようだ。「天下黄酒源紹興」との看板が出ている。そうそう「黄酒」。「黄酒」は紹興酒の別称だったのだ。高粱等から作られた強い酒「白酒」に比して、この紹興酒は色も黄色で、味覚もまろやか。昔から「黄酒」と呼ばれていた。

買う積りは無かったが、看板に惹かれ店内に入ってみる。ああ、これは凄い!「天下の黄酒」とうたっているだけのことはある。棚にずらりと並んだ高級紹興酒、いや、ここでは黄酒、と言っている。お酒を入れた容器も素晴らしく凝っているし、これだけでも高級感がある。値札を見ると2000~3000元から万を越える壺もある。ちなみに1万元で約15万円。ここでは単に飾って置くだけでなく、賄賂の贈答用に実際に売れるんだろう。店の外では店員が地方発送用の荷造りに忙しそうにしていた。

さて、店を出て暫し旧市街を散歩する。魯迅故里を出た後、同じ場所で自転車タクシードライバーが当然待っていてくれるものと思っていたが、影も形も見えない。当方が故里で時間をかけ過ぎたので、痺れを切らせてどこかへ行ってしまたのか? いずれにせよ、この故里に入苑した際、チケット代も含め案内代は既に清算しているので、彼女にとっては、今日はもうこれ以上稼ぐ必要は無かったのか・・。まあ、自分の足で、足の向くまま、気の向くままに歩き回るのも悪くはないだろう。
 
 
ああ、これは高級紹興酒だ。
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うーん、高すぎてちょっと手が出せないが・・
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経理係のキャッシャーも穴(ピット)の中で暇そうにしている・・
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ああ、地方発送用の梱包待ちがずらりと並んでいる。
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まあ、後宮紹興酒は当方には縁がないので、店を出て近くをぶらつく。
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古い街だけあって、骨董店が軒をならべている。小さな置物を一つ買う。
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