ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行「天空への道」(2)呂宋島第一歩。

現地時間午後1時45分、機はマニラ空港に到着した。
 
 
 
元大統領、ニノイ・アキノの名前が付けられた空港だ。
 
 
 
初めて見るマニラの街並み。
 
 
 
フィリピン航空機がずらりと並んでいる。
 
 
 
空港荷物検査場。
 
 
 
空港ビルの外に出て、マニラ第一歩を印す。
 
 
 
タクシー乗り場でメータータクシーを待つ。
 
 
 
 
 
4時間45分の飛行を終え、JAL機は今駐機場に向かっている。マニラ、ニノイ・アキノ国際空港。元大統領の名前を取った空港名だ。外国にはこうした例が多い。有名な所ではニューヨークのJFK、ジョン・エフ・ケネディー空港やパリのシャルル・ドゴール。アジアではこうした例は少ないが、フィリピンはアジアの中に於いては最もアメリカナイズしている国だろう。

呂宋島第一歩、と言っても、外国要人が訪問の際にタラップの階段を下り下りて、地表に立つ訳でもなく、ましてやここマニラから飛び立ったマッカーサー将軍が厚木飛行場のタラップ上で、コーンパイプを斜めに咥え、我が地を睥睨しつつ地上に降り立つような感動的なシーンはなく、機から空港ロビーに結ばれたブリッジを渡り、そのまま税関、バゲージクレームと進み、空港ビルの外に出た。思っていたよりも静かな歓迎だ。或は、バンコクの喧騒と比べ、若干拍子抜けした。随分と紳士的ではないか、と。これが自分の呂宋島への第一歩だった。

空港ビルの外のタクシー乗り場で順番待ちのタクシーを捕まえ、ホテルに向かう。窓の外から街を眺める。どこをどう走る抜けているのか、さっぱり分からないが、雑然とした街並みの中に高層ビルがあちこちに見える。雑然とした具合はバンコク以上で、高層ビルの数もバンコクよりは多いかも知れない。貧しさはサイゴンプノンペンビエンチャン以上だろう。ヤンゴンの貧しい街区とどっこいどっこいか・・。

そうした下町を何か所か通り抜け、Sgodaで予約しておいたMalate地区にあるLeesons Residencesに着いた。ここはマニラのほぼ中央部に近い場所にあるが、このホテル自体は下町のど真ん中と言った場所にある。運転手にグルグル余分に回されて料金稼ぎをされたのか、これが正規のメーター料金なのか判断が付かないが、280ペソのメーター表示になっていて、彼はチップと言って300ペソを求めてきたので、その通り支払った。まあ、600円程度だから、メーター稼ぎされたとしても高が知れている。

ホテルはResidenceとある通り、長期滞在者用に作られたものだが、一般の旅行者も受け入れているようだ。1泊21ドル、2200円程度の部屋だからこんなものかもしれないが、ベランダもついていて、部屋も広く、キングサイズのベッドには満足だ。早速部屋に荷物を置いて、街中に出かけることにした。

ペソに関しては成田で両替するとレートが悪いので、このマニラ空港で、1万円を4200ペソ、100ドルを4400ペソと両替したが、そういえば、この換金がマニラに来て最初にした作業だった。英語表示であり、英語も通じるので、安心感があったのは確かだった。
 
 
 
 
約20分程で、Leesons Residencesに着く。
 
 
 
3階ベランダから眺める眼下の街並み。
 
 
 
下町の風情だ。
 
 
 
真下を歩く人々。
 
 
 
 
周辺の光景。
 
 
 
近くにBSMという大きな建物がある。