ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.29(月・振替休)円安介入。サッカー、真夜中の決闘。

 

日本は連休中だが、FXの世界は土日年末年始特別記念日以外はほぼ340日、フル稼働だ。毎週月曜日、日本時間朝7時、NYFX市場がオープンする。それから次の土曜日、日本時間の朝7時、NY市場はクローズする。月曜朝から土曜朝までの1週間、FX関係者は毎日24時間フルに働いている。

 

地球はクルクル回り、その回転に合わせて太陽は東から西に移動するので、その地球の回転に合わせて地上の各都市の時間も進んで行く。東京の地球の裏側、NYもロンドンも東京が朝の時は、真夜中だ。昨日月曜日の朝、東京市場は休日休みだが、FXは朝7時から動き出している。昼前の早い時間に円安が進み、瞬間1ドル160円を超えた。いよいよ来る時が来た。午後になって急速に円高が進む。一時155円まで戻したが、それより先には行かない。結果、午後からは156円台に戻し、1日を終了する。

 

神田財務官は介入したともしないともコメントしない、と言っていたが、数時間の間で5円以上も動いた経過は明らかな介入だ。だが、試し介入だ。本格介入とは言えない、小手先だから、直ぐにも元の円安に戻ってしまった。

 

従来の為替介入と言えば、円高是正の介入を意味していた。円高は困る、円安になって国民の誰も困らない、輸出が増えて貿易黒字が生まれる、というのが従前の常識だったが、今はその常識は通用しない。過去の円高に際し、国内製造会社は海外への工場移転を進め、今や円安だからと言って、急激に輸出が増える訳でもない。むしろ逆に輸入物価が高くなって、国民生活を圧迫する。こんな円安下であっても貿易収支は赤字だ。円安は日本にメリットもたらすよりかは、マイナス面が多く目に付くようになった。

 

10数年、安倍と黒田がタッグを組んで、アベノミックスの名の元に、大量の円を刷りまくり、円の価値を下げに下げて来た。即ち、日本を豊かにするハズの処が、貧しくさせる政策を取って来たのだ。今の世界の主要国通貨の中で、円だけが安いままで、半分クズに近い形で見放されている。10年前、スイスフランと日本円はほぼ等価だった。即ち、1SFが100円。今や1SFは170円。一時は半分以下の価値になった。英国ポンドですら当時は150円を下回っていたが、今は1Pが200円近くになっている。

 

円は世界の中で見放された通貨になりつつある。そんな主犯の黒田が、誰からの推薦があったのか、今回春の叙勲で最高の瑞宝大綬章を授与した。厚顔の本人は辞退もせずに、堂々と受勲する。全く間違った世の中だ。この先、安倍・黒田の不始末を国民は長い時間かけて尻ぬぐいしていかなければならない。

 

AFC,サッカー準決勝、対イラク戦。真夜中の対決だ。見ない積りでいたが気になってテレビを付ける。相変わらずの元気者、松木大応援団長の解説で見ている方も元気になる。

日本チーム試合ごとに上手になって行く。今日の試合などは前回のカタール相手とは見違えるほどの良い動き。前半2点取って、今夏のパリ五輪出場を決めた。次は5日に行われる決勝戦だ。相手はウズベキスタン。強い相手ではない。久方ぶりの日本優勝を勝ち得てくれ!