ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(65)ルアンパバーン、未明の托鉢僧。

市の中心部の大通りには、暗い内から外人の姿が見えた。托鉢僧を待っているのだろうか・・。ここは早朝から開いている朝食屋。
 
 
 
大通りの南寄りには道路の端に既に絨毯が敷き詰めあっれている。
 
 
 
ぼちぼち檀信徒が集まり出してきた。
 
 
 
まだ朝の明けきらない中、ライトを付けて集ってくる。
 
 
 
娘、母親、お婆ちゃんの親子3代のようだ。
 
 
 
外人観光客まで一緒になって待っている。
 
 
 
ご婦人方が多いが、男性も中にはいる。旅行者かも知れないが・・
 
 
 
 
 
ルアンパバーンでの見ものの一つに、早朝の托鉢僧がある。その数数百人。これ程の数の一団は、タイでは見られないし、ラオスでも多分この町が最大規模だろう。昨夜は早目に寝に着き、十分安眠もできた。そのせいか、今朝は暗いうちから目が覚め、通りに出かける。この未明の托鉢僧を見る為だ。

大通りに出るまでの住宅地、飼い犬の吠えるのが激しい。一匹が鳴きだすと、それに呼応するように、あちこちの犬が一斉に吠え出す。通りが暗いから、当方を不審者と思って、わめき立てているのだろう。その威嚇にかなり心配になり、歩き続けるのを怯み、一瞬戻ろうかとも思ったが、暫らく様子を見ていると、犬は自宅の敷地内で放し飼いにされてはいるが、敷地の鉄網を越えて、外に出てくる心配はないようだ。

その内、余りのうるささに住人もシッ!シッ!と小声で抑えかかっている。ああ、誰か人が起きていれば心配はない。道路の中央付近を不審がられないように、ゆっくり歩く。こちらが対抗してシィ!シィ!と威嚇をしようものなら、犬どもは更に大声で吠え立ててくるので、黙って歩くのが一番だ。

大通りに近づくと、犬の吠え立ても漸く収まり、街灯の光もある。しかしこんな暗いうちから通りには既に人が出ている。外人観光客のようだ。彼等も未明の托鉢僧を見る為に、暗い内から来ているのだろうか。太陽はまだ上がらないが、辺りが漸く白みがかった頃になると、今度は住民のご婦人方が何人かグループになって、それぞれ両手でお盆を胸に抱え、そのお盆の上には、バナナとか色々な果物、ご飯を盛ったアルミ箔の容器、等々持ち抱えるようにして大通りに出てくる。

誰が敷いたのか、大通りの両側にはゴザとか絨毯が並べられていて、綺麗な身なりをしたご婦人方は、自分の所定の位置が決まっているのか、その絨毯の上に座り、持って来た供物を目の前に置き、托鉢僧がやってくるのを待っている。待つこと10分、20分。まだ太陽が上がりきらない、薄明の中、丁度昨日行った市の南端の方向から大通りを一列になって托鉢僧がやってくる。朱色の袈裟を着て、未明の薄暗がりの中から浮かび上がるようにしてやってくる。読経も上げず、ただひたひたとやって来る。荘厳な情景だ。
 
 
 
 
まだ薄暗い中、前方から僧侶の一団がやってきた。
 
 
 
 
ああ、今辻辻を回っているようだ。
 
 
 
町が漸く明るくなり、僧侶の一団もこちらにやってきた。
 
 
 
 
凄い数の僧侶の一団だ。
 
 
 
人々は、托鉢僧がやってくるのを待っている。
 
 
 
 
この光景を見る為、観光客も沢山集まってきている。
 
 
 
僧侶はお布施を頂き、読経を上げている。
 
 
 
 
僧侶の後ろには小僧が付き従い、僧侶が受け取った供物を回収している。