ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(116)チェンセーン国立博物館。

この「ワットチェデイルーアン」寺院の隣には博物館があった。
 
 
 
ああ、ここは国立博物館だ。「ピピッタパン サターンヘンチャート チェンセーン」(พิพิธภัณฑ์แห่งชาติเชียงแสน)と書いてある。
 
 
 
建物の前には大きな石造りの仏頭が置かれていた。
 
 
 
ああ、内部は仏教関連の展示物が多い。
 
 
 
 
 
この国は仏教で守られ、又、仏教を守り続けていく。
 
 
 
古いレリーフなどもある。
 
 
 
小さな守り神もある。
 
 
 
 
この古いお寺「ワットチェデイルーアン」(วัดเจดีย์ หลวง )の同じ並びには博物館がある。ここも国立博物館(พิพิธภัณฑ์แห่งชาติ・ピピッタパンヘンチャート)になっている。当方、今までタイの国立博物館は殆ど回り、ウボン(อุบลราชธานี)とスリン(สุรินทร์ )以外の博物館は全部見て回ったと思っていたが、このチェンセーンにもまだ別の国立博物館があったとは!これは是非立ち寄って見なくては。

自分は多分一般的なタイ人以上にタイの国土は隈なく旅行し、又一般のタイ人以上に各地の国立博物館を訪問している。残念だったのはナコンパノムからスリンまでバスで来た時に、このウボンを通過してやってきたが、その時は帰国の飛行機便のこともあり、この2か所の博物館に寄らずして、まっすぐバンコクへ帰ったことだったが、いずれ機会があれば今度はゆっくり回ってみよう。

入って見ると、ここも又地方の博物館同様に、ガラガラの状態だ。他人の私語や他人の目を気にしないで、ゆっくり眺めることができる。と言っても、隣に解説者がいる訳でもなく、又当方がこの国、地方の歴史を知っている訳でもなく、単に展示物を見て回るだけのことだが、タイの博物館全体に言えることでもあるが、仏教関連、仏像等の展示物が圧倒的に多い。仏教信仰に生きて来たタイ人の歴史を感じさせられる展示物だった。

日本には国立の博物館は4か所しかなく、しかも4か所目の福岡・太宰府の博物館は僅か数年前に数十年振りに新設博物館として開設されたものだが、タイには現在のところ10か所位の都市で開設されている。従って規模の小さな博物館が多く、当方が訪問した際、入館者がいると感じられたのはバンコクととチェンマイ位で、他の都市ではガラガラ、というか、殆ど一人での貸し切り状態だった。しかしそれでも政府が莫大な国家予算を費やし、各地の歴史、文化、伝統を守っている、ということは日本も見習うべきことかも知れない。
 
 
 
 
ああ、これは日本流に言えば「板碑」のようなものだ。日本は板だが、こちらは石材。
 
 
 
石材ならエジプトのヒエログリフィスと同じように、半永久的だ。
 
 
 
 
ああ、珍しい。パイプの展示などもある。タバコは15世紀、コロンブスにより中南米から運ばれたものだが、早い段階に西洋人からタイへも運ばれたのか・・
 
 
 
 
 
ああ、メコン川に棲む川イルカの模型も展示されている。
 
 
 
しかしここで圧倒的に多いのは仏像だ。
 
 
 
若い頃のお釈迦様だろうか・・
 
 
 
 
 
ああ、これは芸術性、技巧レベルの高い金剛仏だ。