ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(107)メコンを渡りタイ領へ。

今日はこれからこのメコン川を渡って、タイへ入国する。
 
 
 
3年前、ここからメコン下りした時の料金表が載っている。
 
 
 
スピードボートはここからルアンプラパンまで38万キップだ。約4000円位か。
 
 
 
タイとラオスの間を渡船が行き来している。
 
 
 
乗るのはどのボートだ??
 
 
 
ああ、こちらのボートはスローボートのようだ。胴体が長い。
 
 
 
 
 
さて、いよいよボートの出る時間になった。これでラオスともおさらばだ。10日間はあっという間に過ぎてしまった。ラオス税関はパスポートに出国スタンプを押すだけだから、5分もかからない。ボート乗り場に行って、既に乗り込んでいるタイ人旅行者の間に入り、空いている座席を見つけ、出航を待つ。川を渡るのはほんの10分か15分だ。距離にして800mから1キロ位か・・。

3年前、この川を渡り、タイからやってきた。今回とは逆の方向だ。その後、メコン川を下り、スローボートで8時間かかって途中の村、バークベンまで行った。一晩その村で泊まったが、翌日は、スピードボートに乗り換えて約3時間でルアンパパーンまで行った。スローボートは余りにもゆっくりで、木の座席は、クッションを敷いても腰が痛くなって、何回立ったり座ったりしても痛みは取れなかった。スピードボートも狭い座席でそれ程快適とは言えなかったが、スローボートよりはマシだった。メコンを下る、秘境を旅行する、ということは、こうした苦痛が伴うものだと、その時は諦めた。今そのメコンを渡る。3年前の出来事が懐かしく思い出された。


今日乗船しているボートは呉越同舟ではないが、一緒に乗り合わせたタイ人賑やかだ。旅行者同士の気安さで、話を聞くと、バンコクからやってきていると言う。ラオスは遠くまでは行かずに、このフアイサーイ周辺を1日観光したとのこと。チェンライ、ゴールデントライアングルまで来たついでに、ラオスまで足を延ばしたとのこと。楽しげに話していた。旅行はどの国の人にとっても、日々の悩みや苦痛から解放させてくれるようだ。

さてほんの僅か、邯鄲の夢よりも短い時間でボートはタイ側波止場チェンコンに着岸した。タイの入国査証もほんの数分、パスポートにスタンプを押してお仕舞だ。タイへ戻るとなぜかほっとする。ラオスよりは文明度も進んでいて、東南アジアの先進国だ。言葉も多少は通じるし。まだ時間は2時だ。今日の内にチェンライまで行っておこう。3年前、メコン下りをする際に、ここチェンコンに1泊したが、本当に何もない田舎町だった。この町は通過するだけで良いだろう。
 
 
 
 
さて、出航だ。
 
 
 
対岸のタイの町が間近に見える。建物など、ラオスよりは裕福層そうだ。
 
 
 
3年前、この川を下ってルアンパバーンへ行った時のことを思い出す。
 
 
 
乗り合わせたタイ人旅行客。
 
 
 
さあ、タイに上陸した。
 
 
 
タイの税関だ。タイ語でいろいろ案内が書いてある。