ちゃおチャオブログ

日々の連続

ラオス北部紀行(117)チェンライ「ワット ムン ムアン」の境内で。

チェンセーン国立博物館の裏庭。小中学生の団体が来ない時は、静かなものだ。
 
 
 
博物館の前には丁度チェンライ行のバスストップがあった。
 
 
 
暫らく待っているとローカルバスがやってきて、チェンライに戻った。
 
 
 
 
 
これから市内を歩いてワット・プラケオへ行こう。珍しい、キリスト教会がある。ちょっと目には仏教寺院と変わらない建物の造りだが・・
 
 
 
ああ、これは又素晴らしいランサーン様式の寺院だ。
 
 
 
境内に入ると、珍しい田植え風景のジオラマ模型があった。
 
 
 
 
 
 
 
チェンセーン国立博物館には1時間程いたが、この間、入って来る人も、出ていく人もいない、全く無人の館内で、サンダルの音だけが響いていた。係りの人もいるのかいないのか、入口近くの小部屋で休んでいるのだろう、姿も見えない。従って、誰とも話すことも無く、博物館を後にした。

具合が良いことに、博物館を出た直ぐの所にチェンライ行のバス停があり、ここで待っていれば、市の中心地まで戻ることもない。時刻表はあるが、どの道当てにならないので、バスが来るまで待っていることにする。その内、一人二人バス停にやって来る人もいて、聞くと、間もなくバスが来るとのこと。どの程度当てになる話しかどうかはバスが来るまで分からないのだが、案に相違して、バスは間もなくやってきた。

朝来た道路を引き返し1時間程でチェンライバスステーションに到着する。朝はすっ飛ばすように来て、帰りは道路沿いのバス停に何か所か停車し、時々は乗客も乗り降りするが、行も帰りもかかる時間はそれ程変わらない。渋滞がないからだろう。

今日はここから夜行バスでバンコックへ戻るのだが、夜まで時間がある。この町でもう一度行って見たい場所は、「ワット・プラケオ」と丘の上の寺院「ワット・ドイ・ガマン」。いずれも徒歩圏内で、時間も十分あるので、市内観光を兼ねて、歩くことにする。

バスステーションからほど近い場所に壮麗な寺院がある。云わば、ランナー様式のデコレートされた寺院だ。入って見よう。「ワットムンムアン」(วัด มุงเมือง )とある。「มุง」(ムン)が「集まる場所、集合」のような意味。「เมือง」(ムアン)が「国、都市、町」の意味だから、「この町の人々の集うお寺」という意味か・・。それにしても美しいお寺だ。

寺の横に回ると、これからお葬式が始まるようだ。故人の写真が棺の横に飾られているが、遺族の母親のようだ。死者を悼む気持ちは日本もタイも変わらない。この椅子の数からすると相当盛大なお葬式になるだろう。以前もどこの町だったか葬式に遭遇したが、お坊さんが5-6人集まって、上座に座りお経を上げていた。外では、お清めの食事を振舞う喪服の賄い婦が忙しそうに立ち働いていた。いずこも同じ光景だった。しかし、今日はこれから2か所も回らなければならない。お坊さんがやって来るまで、そんなに悠長に待ってられない。そろそろ次に行こうか。
 
 
 
 
ああ、中々壮麗な建物だ。
 
 
 
本殿の中に入って見る。
 
 
 
この寺のご本尊は何だろう・・。
 
 
 
この庭に祀られている御仏は??
 
 
 
裏に回る。ああ、このお寺は「ワット・ムン・ムアン」(วัดมุงเมือง)、「街の人々の集うお寺」、と言った名称なのか・・
 
 
 
ああ、これから葬式が始まるようだ。何人かの遺族が既に着席している。
 
 
 
棺の前に遺影が掲げられている。それ程高齢には見えないが・・、70歳代か・・。