ちゃおチャオブログ

日々の連続

インド世界遺産の旅(32)最後の世界遺産「アグラ城」へ。

今日はこれから今回ツアーの最後の訪問先「アグラ城」見学に行く。
 
 
 
今まで見て来たムガール朝の城塞、王宮と同じようにこの城も壮麗だ。
 
 
 
入城前に記念の写真を1枚。
 
 
 
ああ、素晴らしい王宮だ。
 
 
 
巨大な石盤の奉納台。
 
 
 
壁面にびっしりと装飾された細密画。
 
 
 
 
 
インド旅行の最終日。「タージマハール」を見終え、これで今回のツアーは終了かと思っていたら、最後の最後、もう一か所立ち寄る。今回ツアーの9番目の世界遺産「アグラ城」だ。この城は先刻見た「タージマハール聖廟」を22年間かけて造営したシャージャハーン王が、自身の王城として建設したものだが、浪費がたたって国を危うくさせ、息子のアウラングゼーブによって王位を奪われ、この城に捕らわれの身となって、皮肉にも亡くなるまでの晩年数年間をここに幽閉されていたのだ。

インドにもシェークスピア劇のマクベスリア王を彷彿させるような現実の史実があったのかと驚かされるが、これは何もシェークスピアだけの専売特許でもない、洋の東西、どこにもあった話で、権力の継承、簒奪は中国にも日本にもあった話で、殊更、後白河法皇や斉藤道三など引き合いに出すこともないだろう。

これからその「王の中の王」、「シャージャハーン帝」が最後の数年間を幽閉されていた自身の城に入って行く。この城もヤムナー川に面していて、入って直ぐのテラスから前方数キロの地点に「タージマハール」の白い聖堂が河岸に浮かんでいる。帝王は幽閉前は、毎日このテラスに出て、聖堂を眺め、亡き妻を偲んでいたという。そしてこのテラスの直ぐ横に幽閉された小部屋があった。素通しの連子窓を通し、聖堂が目の前に見える。何を思ったか・・。栄枯盛衰、無常の理も又洋の東西を問わず、繰り返し行われてきたことではあったが・・。
 
 
 
 
実に丹念な仕事だ。
 
 
 
ホールに入る。誰の何の部屋かは分からない。
 
 
 
実に優美な彫刻だ。
 
 
 
この部屋を通り、テラスに出てみよう。
 
 
 
ああ、ヤムナー河が見える。
 
 
 
ヤムナー対岸に浮かぶ「タージマハール」。実に優美だ。