ちゃおチャオブログ

日々の連続

ルソン山紀行(31)バナウエイ、住民の村祭り。

広場に戻ると、既にグループの行進が始まっていた。
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この地方の民族衣装に身を包み、広場に向かって行進してくる。
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ああ、イフガオの女性陣だ。
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この赤のスカートと白のブラウスが伝統的な衣装なのか。
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100人以上はいる多くの出演者が奥のステージに入って行く。
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広場の奥のメイン会場は屋根付きのドームになっていて、突然のスコールにも耐えられるようになっている。
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バナウェイの町を一回りし、広場まで戻って来ると、もう既に祭りに参加する団体が集って来ていて、通りを行進などしている。如何にも原住民の恰好をした参加者が通りを歩いているかと思えば、多くは地域や職域で一つのグループを作って、同じ民族衣装を着て、行進している。今回で11回目の祭りと言うから、それ程古いものではない。近年の観光ブームに乗って、日本流に言えば、云わば「村興し」の目的で初められたのかも知れない。どこかに影のプロドウサーでもいるのか、若者グループの発案か。

何組か、同じようなバナーを掲げ、垂れ幕を下げて目の前を通り過ぎて行く。どこから見ても昔風の伝統的な祭りとは違うようだ。皆、作られたような笑顔を振りまいてはいるが、多くは、いやいやながら面倒臭いが、かり出された以上、見ている人に笑顔を振り向けなければならないか、と言った、作り笑いに近い。こうした祭りでも、主催者は人集めに苦労していることだろう。

目の前の行進をみていると、地域、部族の集りというよりか、職域、会社単位での集団の方が多い。フィリピンのこんな田舎でも、日本と同じように、今は地域の結びつきよりも、会社関係の、仕事を中心とした結びつきの方が、強まっているのだろう。バナーを見ると、「農協団体」や「金融グループ」、又は「〇〇Farm」と言ったような農場、農業生産団体だ。日本の京都三大祭りや、各地で行われる神社の山車行列などと比べても、高校生レベルの化粧行列に毛の生えたようなものだ。イフガオ人の歌と踊り、原始のエネルギーの爆発、などを期待していた当方に取っては、やや期待外れのものだった。



これは又普段着というか、どこかの会社の仕事着みたいな恰好のグループもやって来た。
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更に団体が次から次にやって来る。
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ああ、これは中学生のブラスバンドだ。母親が一生懸命に我が子の写真を撮っている。
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ああ、これは又銀行員のようないで立ちだ。
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次は男性グループだ。
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次は、「棚田」、「Rice Terraces」のグループだ。
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ああ、この人、女性か男性か分からないが、真っ黒に日焼けしている。イフガオ人というか、ポリネシアに近い顔立ちだ。
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