ちゃおチャオブログ

日々の連続

台湾・高雄の4日間(32)屏東のウナギ養殖池。

窓の外は激しい雨粒が当たって来た。外の景色も見えない。
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雨が上がり、外を見ると池のようなものがある。
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又、川が見えて来た。
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雨水を集め、川の水量も増えている。
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あれ、海だ! もう太平洋岸か??
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それにしても随分早い・・。地図を見ると列車はまだ台湾海峡側を走っていた。
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屏東駅を出た急行・自強号は、直ぐにも広大な椰子のプランテーション畑を通り抜け、次に何が出てくるかと窓の外に目を凝らしていると、何と前方に海岸線が見えて来た。もう島の反対側、台湾海峡側から太平洋側に出たのか?? それにしても早すぎる。屏東を出てまだ30分も経つか経たないかだ・・。方向感覚、地理感覚が分からなくなってしまった。今一体どこを走っているのだろう・・。

ガイドブックを取り出し、地図を確かめると、列車は高雄から屏東までは真っ直ぐ東向きに進むが、その先には霧台という、以前どこかで聞いたような名前の山中の町があり、2000mを越えるような山脈が取り巻いている。これではこの山脈をぶち抜いて、太平洋岸に出ることは困難だ。鉄道線路を辿って行くと、屏東からは急遽真っ直ぐ南に下り、台湾島南端に向かっている。途中に潮州という名前の町もある。「潮州」。これもどこかで聞いた名前の町だが・・。

そうか、今窓の外に見える海はまだ台湾海峡だったのだ。この海の先はバシー海峡。太平洋戦争時、数多の艦船がこの海峡に沈んでいった海だ。海岸線が見え始めたら、いつの間にかヤシ畑は消えていて、代わりに養殖池が広がっていた。つい先程まで広大な椰子林を見て来たが、今度は一面の養殖池だ。

・・一体何を養殖しているのだろう・・。ああ、鰻、ウナギ! 台湾鰻だ。そうか、日本は台湾から大量のウナギの稚魚、シラスウナギを輸入しているが、台湾では、今列車が走っているこんな場所で稚魚を養殖し、日本に輸出していたのか・・。先刻のヤシ林同様、どこにもウナギのマークや広告は出ていないが、鰻に違いない。先程のヤシ林が見渡す限りに広がっていたように、この養殖池も、先が見えない程広範囲に広がっている。台湾人のやることは大きい。集中的且つ大々的だ。こんな広範囲な池は嘗て日本でもアジアでも見たことはなかった。



又町が見えて来た。ここは潮州だろうか・・。
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町を過ぎると沼が見えてきた。ああ、養殖池だ。何を養殖しているのだろう・・。
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いや、これは又凄い数の池だ。こんなに沢山あって・・。
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ああ、そうか台湾鰻の養魚場に違いない。
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日本は大量の稚魚を台湾から輸入しているが、ここで養殖していたんか・・。
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先程の椰子林に続き、ここでは又一つ新たな発見があった。
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