ちゃおチャオブログ

日々の連続

最悪のインド旅行記(37)ブッダガヤへの帰路。ビハールの平原。

ラージギルの町外れのレストランで遅い昼食を食べ、ブッダガヤに戻ることにした。
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緑の少ないビハールの原野を進む。
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広大な平原が広がる。
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何かの作物は生産されているようだが、植えっぱなしのような状態だ。
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雨が少ないのか、灌木のような疎林しか見えない。
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ラージギルでの一通りの仏跡を訪問し、町外れで遅い昼食を食べ、ブッダガヤへ戻ることにした。ラージギルでは霊鷲山に登るだけかと思っていたら、竹林精舎や牢獄跡、更には足を延ばしてナーランダの学苑跡、最近建てられたらしい玄奘三蔵法師の廟まで回ってくれて、望外の余禄を得ることができた。

さてこれから朝走って来た国道を再び引き返して、ブッダガヤに向かう。朝も感じたが、広々とした平原が左右に広がっている。広大な平野だ。これがタイとかラオスだったら、一面の米の田んぼになっているのだろうが、ここではコメ作は流行らない。小麦か何か、米に代わる作物が生産されているのだろう。余り手入れの良くない平原が広がっている。広大な面積のインド。日本の農作のように、きめ細かい集約農法を取らなくても、作物は概ね自然に育成されるのだろう。単位生産量が少なくて、豊かになれない、なんて言う日本人的発想は、この国の多くの人はしないのだろう。

遠方に小山も見える。雨量の少ない土地なのだろう。山はハゲ山だ。日本のように草木は茂っていない。インド亜大陸内陸部はこうした乾燥地帯が多い。半年前にアグラ~ジャイプールを観光したが、同じようなハゲ山があちこちに見えた。この国の問題は、灌漑が整備されたら、穀物収穫量は飛躍的に増大するだろう。今の人口9億が数十年後には中国を抜いて世界一になると言われているが、現在のこうした広大な原野が、緑豊かな田畑に変われば、そうした人口増も容易に吸収できるだろう。

鉄道も通っている。ドライバーが何の目的で線路脇に車を止め、暫らくどこかへ行ってしまったが、雲隠れした20分程の間、列車は1本も通らなかった。もしも列車が通過すれば、良いシャッターチャンスにはなっただろうが・・。同じような原野の中の国道を1時間以上走り、大分ブッダガヤに近づいたと思われる原っぱの中で、青空市が行われている。原始的な物々交換のような青空市場ば。面白そうなので、ドライバーに言って止めてもらい、少しばかり市場の様子を見ることにした。



山の麓には住居のような建物も見える。
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ああ、踏切があった。
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線路わきに20分程停車したが、列車は1本も通過しなかった。
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再びビハールの原野を走り抜けて行く。
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途中、青空市場のようなものが見える。面白そうだ、寄って見よう。
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