ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.7.(金・晴れ)七夕。クレーマー・クレーマーの日本。

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7月7日、七夕の日。1年に1度天の川で牽牛織女が出合いあう日とされているが、夏の夜空を眺め、昔の人は随分とロマンチックな空想に浸ったものだ。勿論、この七夕は中国発祥の古式だが、共産中国になって、こうした伝統がどの程度残っているか・・。同じような中華圏、隣の北や韓国では、文化の伝承など殆どない国だから、こうした行事も残ってはいないだろう。
今日は満月に近く、月も煌々と明るい。九州では連日の大雨被害、七夕、満月どころの騒ぎではない。自然は残酷だ。

日本がおかしくなっていないか・・。先日奄美空港で車イスの44歳男性が、空港に昇降機が無かったため、自力でタラップを上る羽目になった、と、NHK初め各TV,新聞でも報道されていたが、その青年は、身障者ではあるが旅行好きで、殆ど日本中の空港へ行っている、とのことである。身障者であれば、普通は、一般健常者よりは生活は豊かではなく、一般人が旅行したくも、旅行出来ない経済事情の中で、彼は、日本中を旅行している、と記事に出ていた。身障者とは言え、随分恵まれた人生、と思って記事を読み、それ程、お金があって旅行好きなら、タラップ程度のことで文句を言うこともないだろう、お金で誰かヘルパーでも雇えばよいだろう、と思っていた。
処が、その後、ある人から、この44歳大阪在住の男性はクレーマーで、このようなちょっとした出来事にもクレームをつけていた、とのことである。成程、そうであれば、日本全国、車いすの身障者であっても、旅行できる経済的な余裕はあるだろうと。

処が、今日の新聞に更に驚きの記事が出ていた。86歳認知症の母親が、要介護4で2015年から埼玉県の特養ホームに入所していたが、座った状態を保つのも無理な状態だったが、食事を誤嚥し、1か月半後に肺炎で死亡した。それに対し遺族は介護ミスとして、施設を4000万の損害賠償で訴えた。
86歳、認知症、要介護4で4000万円の損害賠償! どこからこんな数字がはじき出されたか、さっぱり理解できないが、そもそもよくぞ訴えた!
もうこの歳になって自分で何もできない認知症。本来、死んでくれたら、ありがたく葬ってやるのが人情と思うのだが、それすらもお金に換えようとする。母親が浮かばれない。弁護士である以上、依頼されたら引き受けざるを得ないだろうが、ハゲタカみたいな感じだ。新聞で記事がでるなら、実名で報道してもらいたい。少なくとも弁護士である以上、公的立場の人物だ。どんな考えでこのような裁判を起こしたのか、話を聞いてみたい。
日本があちこちで綻び、崩れて行くのを見るのは忍び難いが、こうしたクレーマークレーマーが、あちこちにはびこってきて、更に拍車をかけている。


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