メイ首相が公賓として初来日。伊丹に到着し、その足で京都へ。表千家不審庵で安倍総理の出迎えを受け、侘茶のおもてなし。表千家、千利休から数えて何代目になるのか、歴史と伝統、家系を重んじる両国の首相、お茶の心得は分かりあえたのか・・。
京都迎賓館での夕食会の後、東京へ。明日は陛下とご面談。お互い、女王と天皇を抱く国同士、国の成り立ちは似ているが、世界の重要度から言うと、この１５０年間で大きく変わって来た。150年前の明治の初め頃、英国は世界最大の覇権国で、陽の沈まぬ国であった。しかしこの間、日本が成長し、英国が下火になって、陽の沈む国に転落、遂にはEU離脱で、斜陽国になりつつある。
今回の英首相来日は、他の英連邦諸国への訪問を差し置いて、来日した背景には、現在英国への最大資本投下国が日本で、その日本をつなぎとめて置きたい意向が強く出ていた。
しかし英国がスペインやポルトガル同様斜陽の道を下って行く限り、英国に留まるのは難しくなるだろう。
