連休谷間、大きなニュースが無い中で、４４歳イチロー選手、現役引退が発表される。明日からの公式戦は出場しないで、チーム会長の特別アドバイザーに就任するとのこと。本人は例のごとく、至極淡々としていて、今後は「アスリートとしての研究者の道も歩みたい」と話していた。「野球の研究者ではなく、アスリート」だ。気宇壮大、数々の大リーグ記録を打ち立ててきた彼らしい発想で、頑張ってもらいたい。
明日からのシアトルでの対ＬＬＣ，大谷との対決を楽しみにしていた日米の野球フアンには、突然の発表にがっかりした向きも多いだろうが、これも一つの時代の移り変わり。今まで社会をリードしてきた英雄は去り、新たな英雄にバトンを引き渡す。イチロー選手の去り際も見事と言わざるを得ない。先日国民栄誉賞の衣笠が７１歳で亡くなったが、イチロー選手が栄誉賞にノミネートされ、固く固辞している現在、彼を飛ばして、別の選手に与えることはできないだろう。イチローが受託しない限り、暫くは野球界からの栄誉賞受賞者はでないかも知れない。
尤も、国民栄誉賞だ。内閣の人気取りの方便として、乱発してはならないことは諭を俟たない。
現在Ｓｗｅｅｄｅｎで開催されている世界卓球。連日息を飲むような激しい戦いぶりに、一喜一憂しているが、今日は男女共の対韓国・北朝鮮戦。女子は南北が合同チームを結成して、対日本と戦ったが、日本女子、薄氷を踏む思いでの辛勝。決勝へ進んだ。
対男子。韓国が何でこんなに強くなったのか。対日本戦となるといつものことだが、実力以上の力を発揮するのか、日本チーム、メタメタに敗れる。悔しい限りだが、これが実力と言われれば致し方ない。
日本男子、今日の敗戦で、６大会連続のメダルを取り逃がしてしまった。天敵、韓国め。
