遂にやった！ 中々ホームランが出ず、気をもんだフアンもいただろう。しかし、出来る男はやる時はやる。今日立て続け３本のホームランを放ち、あっという間に５０－５０の世紀の記録を打ち立て、勢い余って更に５１－５１まで伸ばす。恐るべき男だ。今日のこの記録は１００年先にも破られないだろう。この記録を破る選手は彼以外にはいない。来年、再来年、この大記録を更新するかも知れない。ともあれ、今日の５０号ホーマーのボールはオークションに出されれば、１０万ドル、１４５０万からスタートすると言われる。落札価格はその何倍もの値段が付くだろう。
このニュースが入った昼前には各地で号外が配られた。地元盛岡、奥州市は当然だが、一時在籍した札幌や東京、その他、彼にあやかりたい各地で号外合戦だ。実に今日の日本は大谷Day,太谷フィーバーで湧いた。いろいろ面白く無い事件や事故が続いている。地震も多い。海の彼方とは言え、戦争も引き続いている。そんな鬱陶しい空気を今日の彼の３連発はかっ飛ばしてくれた。彼こそ類まれな国民栄誉賞だ。いままでは総理の人気取で、下らぬ人種にも大判振る舞いしてきたが、価値を下げて来た。しかし価値の下がった国民栄誉賞とは言え、彼には真っ先に与えるべきだ。日本人の誇りを世界に示した。
さて残り９試合。今日のように固め打ちすれば、６０－６０の１００年先の人類未踏の大記録を達成するかも知れない。底の知れない恐るべき男だ。兜は持っていないが、脱帽はする。レギュラーシーズンが終わって、最終のワールドチャンピオンシリーズが始まる。更なる期待が高まる。ドジャーズは彼に１０年間で１０００億円の契約金を支払うが、今思えば安い買い物だ。彼にはお金で計られない価値がある。
