ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.12.(日・曇り)御巣鷹33年。群馬ヘリ事故。

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3年前、吉さん、稲さんと3人で御巣鷹に慰霊登山した。同僚の日永田さん家族が亡くなって30年にして漸くお参りできた。あの時からもう既に3年経ったのだ。このJAL墜落事故からは今日で33年目。彼は32-3だったか、今生きていれば65-6際にはなっているだろう。子供さんも生まれてまだ小さい1-2歳か・・。今はもう立派な成人だ。
彼は熊本支店在勤中に地元の女生と結婚し、東京に戻ってきてから1年、初めての家族全員での帰省だった。お盆休み期間で、熊本行きの飛行機はどこも満席。大坂乗り換えで、この機に乗っていた。幾つもの不運が重なった。転勤さえなければ帰省することもなかった。1日早く出ていれば、事故に巻き込まれないで済んだ。乗り換えではなく、1日後の直行便へ行っていれば、事故に巻き込まれないで済んだ。不運としか言いようがないが、それが彼及び家族の宿命だったとすれば、誰も避けられない。
今年も又大勢の遺族が御巣鷹に登り、慰霊する。助かった4人の乗客はその後どうなったか・・。一人は看護師になったと聞いている。生長られた人生、悔いなく生きていると思う。

御巣鷹の霊に呼び込まれたように、この現場のすぐ近くの山で群馬県警の防災ヘリが墜落。搭乗員及び消防隊員の合計9名が亡くなる。去年長野県警でも同様の墜落事故があったが、入り組んだ地形の山岳での操縦は危険だ。乱気流も多々発生するという。こういう時こそ、ドローンの活用は出来なかったのか。ドローンを飛ばせば、ヘリでの目視よりもより詳細に現状を把握することができるだろう。監視衛星からの空の上からの監視も可能な筈だ。今では30cm四方の物体まで確認できる精度まで向上している。
役所、役人の頭が古く、こうした近代機器を利用することに後ろ向きだったとすれば、非難されなければならない。

JALにしてもヘリにしても、悲劇が先に立って、パイロットの責任追及が疎かになってはいないか? JALがもしもあの時、羽田に引き返すのではなく、直ぐ直下の浜松空港なり、セントレアに飛んでいれば、どうだったか・・。事故検証委員会は、当然そうしたIFの分析をしなければならないし、その結果は公開すべきだ。死者に鞭打つつもりはないが、何百人もの人命を預かるパイロットの責任は厳格に検証すべきだ。
今回のヘリにしても、Uターン後、急速にスピードを上げ、その結果、正面の山肌に激突した様子が窺える。もしも帰路を急ぎ、スピードを上げたとすれば、重大な過失に結びつく。パイロットを庇うのではなく、パイロットの責任を追及することにより、今後の同種の事故に役立てる方向にもっていかなければならない。長野の事故の再検証も要するものと考える。

夜、埼玉より帰宅。


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