ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.30.(金・晴れ)空海本、歎異抄。

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連日の不順な天気で、外の運動が減って、読書が多くなった。再び空海に関心を持って、図書館本館で夢枕獏の幻想神空海、四国遍路道弘法大師伝説を巡る、と五木寛之の私訳歎異抄、3冊を借りてくる。四国遍路道などは本来巡礼旅行に出る前に読んでおくべき本だったかも知れないが、巡礼には敢えて事前学習をせずに,白布の状態で行ったほうが良いと思って、何も読まずに行ったが、既に2回参加して、経験も積んだ。今度は少し読んでから残りの2回の巡礼をしていこう。

空海ではないが、五木寛之の私訳による親鸞歎異抄を先に読む。悪人正機説。いろいろ言われてはいたが、初めて読む。内容が短く、直ぐに読み終える。善人よりも悪人の方がより多く救済される、などと言われるとびっくりするが、要は念仏。南無阿弥陀仏を一心に唱えれば、誰でも救済され、成仏できる、とのこと。人が生を受けた以上、他の命を殺して生きて行かざるを得ない。生きるという事は悪を絶え間なく繰り返している、ということ。ただそんな悪人でも一心念仏で救済あれる。師の法然、浄土宗を進化させたもので、一遍上人時宗にも似ている。何かにすがる、そのすがるものが念仏ということだ。根は空海日蓮も皆一緒かも知れない。


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