ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.21.(月・晴れ)ジョンブル魂。4年後のラグビー。

 

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日本チームがひょっとして4強、準決勝まで進めるかと大いに期待された昨日の南ア戦。特に日本ラグビーの神様、平尾の命日とあって、勝利が当然のごとく思われていた節もあった。

だが、実際は、日本チーム、全く歯が立たなかった。南アはトーナメントで日本が戦った4チームとは明らかに違う強さがあり、僅かにPKの3点だけ、トライ1つも許されなかった。

以前、飛行機の中のシネマで、マンデラ大統領時代のラグビー世界戦が南アで開かれることになり、それまで毎回最下位に低迷していたチームを大統領の精神的な賦活、選手へのモチベーションの高揚でもって見事に優勝に導いた映画、「Invincible」、「負けざる者」を見て、感激したが、今回の日本チームにはマンデラ大統領に匹敵するような精神的な支柱が見当たらなかった。あの耄碌爺さん、森が大会会長で居座っている限り、こんなものだろう。

日本は敗れはしたが、それ以上に際立った強さを見せたのは南アチームだった。Real Machine,機械の正確さで動き、Cherry Blossom,開花間近の桜を開花もさせず、蹴散らした。

昨日、直前に行われたウエールズ、フランス戦は、不利なスコアを後半挽回し、ウエールズが僅かに1点差でフランスを破った。これでイングランドニュージーランドと準決勝4か国が出揃った。こうして見ると、すべてジョンブルの血統を引いた国だ。日本がこの4強の一角に食い込んでいれば、そのジョンブル一辺倒を打ち破る見事な世界の快挙になった筈だが、だが、実際は実力が明らかに違い過ぎた。

ジョンブル、・・不思議な国だ。土曜日にはEU離脱の修正案を英国議会が否決し、又英国は漂流した。どこへ流れ着くのか着地点も見えない無様な漂流を世界に見せ付けている。一方でラグビーのこの快挙。ジョンブルとはそれ程奥行の深い国なのか・・。

さて、日本の一時のラグビー熱は8強敗退でしぼんでしまった。次の4年後、どこで開催されるのか聞いていないが、Cherry Blossom,いか程の進化を遂げ、今度こそ、桜は開花するか・・。4年先まで生きていれば、又楽しめるのだが・・。

 

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