ちゃおチャオブログ

日々の連続

サイゴンの3日間(7)中央郵便局で絵葉書を出し、フォーを食べる。

サイゴン大教会の向かいには、中央郵便局がある。

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内部は壮麗な建物で、沢山の観光客で賑わっている。

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郵便局を出て、どこか一休みする店を探す。

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サイゴン中央郵便局も又、観光名所の一つになっている。サイゴンツアーには、必ずこの場所が組み入れられている。ここも又フランスロココ風の壮麗な建物で、当時のベトナム民度からすれば、全く天国の宮殿のような建物だっただろう。フランスは敢えて巨費を投じ、この国の郵便事業が順調に発展していくことを願い、このサイゴンの中心部、カテドラルに対面する場所に、正にシンボリックな建物を作ったのだ。

 

この建物を見ると、日本の郵便事業の父、前島密を思い出す。先年山の仲間と三浦半島45キロの徒歩を行ったが、その途中、三浦岬の手前の集落に密の終の棲家の碑があった。それはこの地のお寺の境内の中にある別荘で、如如山荘と言って、現役を引退した後、気候温暖なこの地に移り住んだのだ。明治の初めころ、日本のそれまでの早馬、飛脚から近代的な郵便制度を導入すべく、密は英仏に留学し、かの地の郵便制度を学んで、明治4年、日本で最初の郵便事業をスタートさせたのだ。フランスの郵便制度は、彼にとって大いに学ぶところあり、今の日本に脈々と引き継がれている。日本は今では郵便制度に関しては世界で最も信頼の置ける国の一つになっている。

 

日本人は自ら赴き制度を学んだのだが、日本ほど民度の進んでいなかったこの国に、フランスは植民地の施策として郵便制度の導入を図り、その中心建物として、この壮麗な建物を建築したのだ。ベトナムに於いても、現在の郵便制度は日本同様に厳格かつ高率的に運用されていて、今現在の本局(中央郵便局)はこの建物の裏側の大きなビルに移っていて、ここは最早シンボリックな観光名所になって毎日沢山の観光客を集めている。自分もここで鳥と動物の綺麗な切手シートを買い、絵葉書はその場で書いて投函した。1週間後、孫の所ヘは多分自分が帰国した後から配達されるに違いない。

 

中央郵便局の土産ショップを覗き、今日買うのは止めて、郵便局を出て、近くのレストランに入る。大分歩いて一休みしたい。喉も乾いた。入るとメニューの中にフォーもある。そうだ、サイゴンでフォーを食べなくては。朝ホテルで出されたフォーはインチキだ。中国人コックがいい加減な作り方をしているのだ。ビールと汁物は普通は相マッチしない杭合わせだが、フォーに関しては、ビールも見妙に会う。丼にたっぷり載せられた青物野菜を麺と混ぜ合わせ、ビールを肴に美味しく食べられた。

 

ここは人気のサンドイッチ店だ。後で来よう。

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郵便局近くに良いレストランがあり、ビールを頼む。ベトナムビールは安くて美味しい。

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ああ、ここのフォーは美味しく、ビールとよく合う。

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