店内は純ベトナム。外人は誰もいない。
メニューを見せられたが、何が何か分からない。
どれも美味しそうなベトナム料理だ。
生花店、フラワーショップが立ち並ぶ通りからそれ程離れていない場所に、純地元風レストランHOANG TAMがあった。ガイドブックには出ていないから、勿論外人客はいない。お客さんは純和風、ではなく、純ベトナムだ。矢張り、こういう場所は地元のベトナム人でないと分からない。
写真付きの大きなメニューが出されたが、どれも写真写りが良くて、どれも美味しそうに見える。ただ自分にはどれが美味しいかなどは全く分からないので、Lucyさんのお姉さんに任せる。お姉さんの名前はその場で聞いたが、忘れてしまった。アメリカ人風のニックネームがなく、ベトナム名前を聞かされても覚えきれない。英語はLucyさん同様達者で、会話には全く困らない。
出てきた料理はどれも珍しく、美味しい。昨夜の動かないクルージングシップの料理と比べたら雲泥の差。昨夜の船上デイナーは観光客向け。こちらのレストランは地元民向けだから、ダマシが利かない。こんな良い場所に案内してもらって幸せな気分になる。ありがとうLucyさん。
インドのナンをもっと薄く大きな円盤状にした土台の生地に料理を挟んで食べる。これぞ本物の生春巻き。ベトナム人はこんな風にして食べていたのか。日本人が寿司を素手で食べる様に、こちらでも生春巻きは素手で食べる。生地を手のひらサイズにちぎって、その中に上手に具材を挟み込み、クルクルっと巻いて口に運ぶ。優しいLucyさんからもお姉さんからも交互に巻いた春巻きを頂き、幸せな気分。サイゴンでの裸の王様!
自分では分からないので、オーダーはお姉さんに任せる。
野菜がいっぱいのベトナム料理だ。
Lucyさんと一緒、幸せな気分!