イタリアコンテ首相は、今回のコロナ禍について、第2次大戦以来の国難、という表現をし、国民への結束を求めているが、今はイタリアが先行して、死者数は4000人に達し、中国を遥かに超えているが、それに追随して、スペイン、ドイツ、フランス等の応手各国、米国の感染者数は既に2万人を越えて、いずれ、死者も中国を越える程に膨大な数になって行くと思われる。各国事情はイタリアに限らず、第2次大戦以降最大の危機に見舞われるだろう。国が潰れるかどうかの瀬戸際だ。
その点、今の処日本はある程度コントロールされている。クルーズ船以外の国内感染者は1000人程で、死者も50人程度だ。しかも高齢者、疾患者が多い。
各国は自国民を守るために国境を閉ざし、外国からの流入をストップしているが、いずれ日本もそうなるだろう。いわば、各国が鎖国状態になり、貿易も無くなる。
貿易立国日本も明治以前の鎖国経済になるのだが、生活レベルは当然ながら今の10分の一以下になる。それでも、日本は外国からの人の流入をストップできれば。この新型コロナ禍に勝つことは可能になるだろう。ただし、今の日本人は今よりも10分の一の耐乏生活にどこまで耐えられるか・・。
グレタさんがつい半年前、今の地球環境を守る為、人の行き来を減らし、航空機を無くすべきだ、と主張していたが、今まさにグレタさんが言っていた状況、世界の空に飛ぶ飛行機が無くなっている。この病気が蔓延することによって、地球の空気は驚くほど綺麗になってきているだろう。
コロナ禍は、人間の贅沢を戒める天からの采配と想えば、少しは気は楽になる。
午後、埼玉から帰る。明日の東証、泥沼か・・。