ちゃおチャオブログ

日々の連続

4.15.(水・晴れ)トランプ再選ならず。

f:id:commodore:20200416113127j:plain



 

アメリカの政治に詳しい訳ではないが、自分の知る限り、現職大統領が再選されなかった例はなかったと思う。不人気のカーターは、自身の不人気を知って、再選立候補を取りやめた。

トランプは意欲満々で、あらゆる手段を駆使しても、自身の再選を目論んでいる。このコロナ禍がなく、経済も順調ではないにしても、最悪の状態でなければ、再選も問題なかっただろう。

このコロナ禍で、今米国は大変な状況になっている。死者数では既に3万人に近づいていて、感染者も60万人を越えて、100万人台もすぐ傍に近づいている。イタリア、スペインの死者2万人、感染者20万人弱と比較すれば、人口比を考えても膨大な数字だ。彼はこの米国の惨状を自身の失政ではなく、中国の責にし、この病原菌をChina Virus と呼び変えていたり、中国寄りのデドロス率いるWHOを痛烈に批判し、最大拠出国米国の拠出金を保留する、としている。確かにWHOの姿勢には納得できないこともあり、事台湾については、一つの中国を掲げる中国の意向で、台湾を参加国から除外しているが、それは全く理に適っていない。人口2500万人からの中級国家であり、先進工業国、一人当たりGNPも高い。こうした中堅国家を大国の意向で除外することはあり得ない。トランプも拠出金保留を言う前に、この台湾加盟を強く主張すべきだ。今回のコロナ禍でも死者は僅かに6人。感染者も数十人だ。台湾が世界で最も感染防止に成功して国だということをWHOは世界にアピールすべきなのだ。

 

さて、トランプの再選問題。彼が史上初の落選大統領になるというのは、昨日の民主党両候補、バイデンとサンダースが手を結び、共に大統領選を戦おうとの声明を出したことだ。バイデンは、サンダースを副大統領に推薦する、とまで言っている。前回大統領選は民主党の右派とサンダース率いる左派が分裂し、結果、クリントンが僅差でトランプに敗れたが、今回この左派が共同歩調を取ることによって、トランプが敗北することが明らかになった。これは米国民の天の声だ。漸く世界もこのキチ害じみた大統領の束縛から解放される日がやってくるだろう。コロナ禍退治と同時に、漸く米国、世界に平穏な日が戻ってくることを願う。

 

f:id:commodore:20200416113228j:plain