ちゃおチャオブログ

日々の連続

8.10(月・晴れ)山の日、山の遭難。

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生きて行くことは、危険は付き物だ。普段の生活の中で意識はしていなくでも、現実にはあちこちに危険の陥穽は待ち構えている。最近の急な気温の上昇で、各地で熱中症の突然死が発生している。こんな暑さ位で自分が倒れたり、死ぬことはないだろうと、気にも留めていないことが陥穽になる。熱中症になれば、自分では何もできなくなる。自助自救努力は出来なくなるのだ。だから発見が遅れれば、死に至る。

 

今日は山の日。どんどん新規の休みが造成され、いつが海の日で、いつが山の日か分からなくなるが、海の日は先月で、8月の今日は山の日だ。ちこまかちこま小刻みに休みの日を作るのが日本人の得意技で、欧米人がやるのうな1か月、2か月の長期休暇を取るのは無理だ。長期に休みを取るのは、先進国人の専売特許だ。日本人以下の中進国人は、そんな休みは取れない。中国がGDPで日本を抜いたとは言え、中国人の休日取得は日本人以下だ。後進国は休みすら取れない。休みと言えば、昔の日本の盆暮れの藪入り休み程度のものだ。毎日が、働いて、収入を得るのに一生懸命だからだ。国が豊かであるかどうか、国民が豊かであるかどうかは、その国の労働者の労働時間の長短が尺度になるべきだ。

この8月10日の休みを利用して、続けて1週間のお盆休みを取ることは良いことだ。今年はコロナ禍で出足も鈍いが、国民も段々こうして休みを広げていくと良い。労働は神聖で、有難いものではあるが、人は労働する為だけに生まれてきたものではない。勿論、遊ぶ為だけでもないが・・。

そうしたコロナ禍で、遊びも帰省も自粛、制限されているが、昨日は横浜の50代の会社員が朝自宅を出て奥多摩に向かい、夜帰宅しない家族からの通報で警察が調べた処、今朝、遺体で発見された。奥多摩のどこなのか、どんな状況での発見かは、詳しく報道されていないが、熱中症で倒れたとも、下りを落下したとも伝えられている。50台と言ったら、働き盛りだ。体力にも自信があったに違いない。自分も50代の頃は、単独で各地の山を登り歩いていた。

この人の家族構成はよくわからないが、子供がいたとしても、そう大きくはないだろ。山道ではちょっとした躓き、転倒が死に直結する場合もある。自分もそうした事例を何件か見聞きしているし、自分自身も遭遇したこともある。山は普段の生活以上に危険が付き物だ。ちょっとした事故が致命的なものに結び付く。今年はコロナ禍で、山に行く人も少なく、従って遭難ニュースはこの奥多摩の1件しか報道されていないが、事故がないことに越したことはない。奥多摩での死亡事故も、何かがあったに違いないが、珍しいことだ。彼も何らかの不運に魅入られたのかも知れない。

 

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