ここ数年最高気温の更新が続いている。100m競争で10秒を切ってから毎年記録の更新が続いているようなもので、気温40度を記録してから、毎年どこかで記録の更新があって、2年前熊谷が41.1度をマークして、市役所の前には日本一暑い街との立て看板を立てていたが、今日浜松がこの記録に並んだ。いずれ今年中か来年かぬはどこかの町が41.2度の記録更新となるだろう。
地球温暖化、日本亜熱帯化はここ半世紀顕著だ。お米の一番美味しい産地は、今では新潟魚沼米ではなく、北海道産だ。戦前までには北海道での米作は無理だったが、今では北海道が米作に最も適した気温になっている。
逆に最低気温は今から100年程前の日露戦争直前頃に北海道で記録しているが、その記録は未だに破られていない。マイナス41度だ。丁度この頃、八甲田山死の彷徨、雪中訓練での青森連帯の大量遭難死があったのもこの頃だ。今のところの日本の気温最高最低の上下差は82度。最近の北海道の最低気温はマイナス30度前後だから、日本の平均的上下差は70度位か。半世紀前と比べると、上下が10度位上方向に移動している。即ちこの半世紀で、日本の平均気温は10度位上昇しているのだろう。従って、北海道が米作最適地になっているのも頷ける。
今日も又何人かの高齢者が熱中症で死亡している。中には50代、60代の人もいる。熱中症は突然やってくる。しかしコロナと同じで、避けることは出来る。コロナに罹りたくなければ、家に閉じこもっているしかない。熱中症も同じで、暑い日は外に出ないで、クーラーの中で生活すればよい。問題は、どういう生活を選ぶかだ。昨日は、トランプの弟が71歳で死亡した。トランプ不動産の経営者で、大統領の片腕でもあった。トランプしてもバイデンにしてもいつ死んでもおかしくない年齢だ。死んだ時に、世界は驚かないことだ。当然の寿命として受け入れるべきだ。