来月3日の大統領選を前に、最後のTV討論会が行われる。テネシー州ナッシュビルでの真昼の決闘。日本時間10時から11時40分までの100分間のDebateはどちらが勝ったのか? 真昼の決闘のようにコルト45での一発必中の殺し合いはなく、双方は痛み分け。再びのトランプショーを期待していた向きには、大分物足りない決闘劇だった。講評すれば、バイデンは言葉に詰まることはなく、トランプは激昂することもなく、センセーショナルなホットスポットの論戦は回避され、100分間の平凡な討論で終了した。やや盛り上がったのは、バイデンの息子のウクライナ疑惑の追及であり、トランプの納税記録、トランプがこの5年間で僅か700ドル、7万円程しか税金を払っていない点、にも拘らず、トランプの会社は莫大な税金を中国政府に払っている点、であったが、双方、傷つきながらも、無難に切り抜けた。
全米予測調査では、バイデンが尚7%程トランプを上回ってはいるが、問題は中西部の激戦州の動向であり、この4州5州、コロラド、ペンシルベニア、ミシシッピー、SC, フロリダ、テキサスでどちらが勝つかで、勝利が決し、未だなお、全く予断は許さない。選挙のプロもまだどちらとも決定しきれないだろう。
いずれにしても、どちらが大統領に選任されるにせよ、米国の世界における指導力、指導力は低下するだろう。日本も総理が代わった。いつまでも米国べったりではなく、日本独自の外交を模索していくべきだ。