ちゃおチャオブログ

日々の連続

11.10(木・晴れ)赤い風吹かず。トランプの歯ぎしり。

 

 

日本の東西対抗戦は源平の合戦以来、今の運動会にしても町内会にしても、赤と白に分かれて、紅白の戦いになるが、米国ではその白が青になって、赤青の戦いだ。共和党が赤、民主党が青。米国はこの赤青に真っ二つに割れて、がっぷり四つの四相撲だ。

開票直後の昨日の夕方時点で、下院は共和党の圧倒的強さで、各州、各地の赤のウエーブが画面に流れていて、共和党圧勝、トランプの高笑いが聞こえてきたが、それは開票直後の一時の現象であった、その後、開票が進むに連れて、上院では拮抗している。24時間経った今日もまだ決着はついておらず、どこかの州では候補者が過半数の50%を取らないと来月再投票になるようだ。丁度ブラジルの大統領選に似ている。

いずれにしても最初の勢いを失ったトランプ、最初は勢いに乗って大声で吠えていたが、今日になったら、しんみり口調。例のごとく、自陣候補が落選した選挙区は、不正があったとこき下ろす。敗れた候補者自身も敗北を認めていない。トランプ自身が2年前の大統領選敗北を認めていないので、トランプJRは当然だろう。ボルソナルはブラジル人だが、トランプを真似て、選挙から1か月経った今でも敗北を認めていない。彼等が勝ちを得るまで選挙は不正だったと言い続ける。赤い帽子のトランプチルドレンもバイデンは正当に選ばれた大統領ではない、と言い続ける。

 

Red Waveが見られなくて、一番がっかりしているのはトランプ自身だろう。この中間選挙に圧勝し、来週火曜日、15日に2年後の大統領選に再出馬する、との高らかな宣言は中止せざるを得ないだろう。彼自身、これ程支持が集まらなかった点、理解不能だろうが、客観的に見れば6年前のトランプフイーバーは既に退潮を来たし、2年前の選挙でバイデンに敗れたのもその表れだった。昨日の選挙では、その退潮は更に進んだ。トランプを継ぐべく副大統領のペンスが既に離れ、チェイニー初め、共和党の何人かの有力議員がトランプとの袂を分かっている。トランプ劇場にはこれ以上付いて行けないと思っているのだ。残念ながらトランプ君、君はもう終わりだ。早く政界から出て行きなさい!