ちゃおチャオブログ

日々の連続

12.29(火・晴れ)羽田さんの急死を悼む。仕事納め。

 

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先々月の10月、仲間4人と長野上山田温泉に行ったが、その時泊まったホテル・リバーサイドのロビーには元総理羽田孜の書が掛かっていた。「長楽天道」。

正確な意味は分からないが、字句通りに読めば「長く楽しむのが天の道」と言った意味だろう。だが、この言葉に反して、羽田内閣は短命に終わった。息子さんの雄一郎さんは、更に短命な命を終えた。

一昨日、息子の雄一郎さんがコロナ禍によって突然死したが、それは全くびっくりする程の急変で、自分は当初の断片的ニュース報道より、コロナ感染によるサイトカインストームによる急死と見ていたが、その後の追いかけ報道は1日経っても出てこなかった。だが、昨日の夕方になって、同僚議員の福山氏が「検視の結果コロナによる死亡」、と発表し、併せて羽田さんの生前の基礎疾患も公表された。羽田さんは糖尿病、高血圧等の疾患があったとのことだが、尚、この疾患の治療中だったか否かまでは公表されていない。

羽田さんの基礎疾患の程度はこの限りでは不明ではあるが、今まで専門医が繰り返し警鐘を鳴らしていた、基礎疾患のある人の重症化の危険性について、羽田さん自身が知らなかったとは思えない。仮に本人が知っていなくても、家族とか秘書、同僚議員は知っていたと思われる。

亡くなる数日前、何かの会合で隣に座った関係者がコロナ感染となり、翌日本人も38度の高熱が出たとのこと。本来この時点で病院へ駆けつけるべきだったのだが、翌日は平穏に戻り、更にその翌日また高温になり、一昨日の死亡当日PCR検査の為に病院へ行く途中の急死だった。基礎疾患を持っている人の対応としては、余りにも悠長で軽率だった。

本来助けられるべき命が、忙しさに先延ばしされた結果なのか、その重篤性を軽視した結果なのか、行政の手薄さの故かは自分には分からないが、残念でならない。

自分は雄一郎さんのことは余り良く知らないが、お父さんの孜さん、生真面目と言えるほどの真面目人間で、正直だった。雄一郎さんも多分その血を引いて、真面目人間であったに違いない。政界で、又貴重な人間を年若くして亡くしてしまった。53歳。本当に残念としか言いようがない。冥福を祈ります。

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