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日々の連続

四国霊場最後の巡礼(39)第八十一番白峯寺参拝後五色台へ。

本堂への凡そ100段程の参道石段の両側には、いくつも御堂が建っている。五重石塔も見える。

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行者堂だったか・・

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重文の薬師堂か・・

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参道石段を彩る紅葉。

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石段下から正面の本堂を眺める。

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悲運の上皇崇徳帝とつながりの深い白峯寺。別格本山だけあって堂宇も沢山あってその一つ一つを参拝するのも大変だ。本堂から真っすぐ下る石段の参道、その周囲の紅葉を見ながら、又写真を撮りながら、ゆっくり下り降りる。参詣客は余りおらず、この贅沢な光景を独り占めにする感じ。全く、万葉平安の時代に入り込んだような思いだ。石段の途中に鐘楼がある。柔らかな鐘の音が周囲の山肌に吸い込まれていく。

石段を下り降りた場所に崇徳帝を祀る頓証寺殿がある。この頓証寺の意味は分からないが、ここには上皇の霊廟がある。この寺の山頂、白峯で荼毘に付された遺骨は、ここに埋葬された。怨みを残して死んでいった崇徳上皇。崇徳の祟りは後世にまで伝えられ、今や、平将門菅原道真と並ぶ三大怨霊となっている。水漬く屍。確か梅原猛の歴史ミステリーにもあったか・・。

旅行費用をケチって、5泊6日の短い旅程を組み、各寺の参詣に十分な時間が取れなかった。今朝の善通寺でももっと十分な時間があれば、今日の3倍位の時間を取って、いろいろと見ておきたい場所、堂屋もあったのだが・・。この頓証寺殿にしても、勅使門の中に入れば、本堂の裏側にある御陵へもお参りできるのだが、勅使門を写真に撮るだけにして、踵を返した。貧乏性に違いない。後1日余分に取っておけば、参拝にもかなり余裕ができた筈だが・・。

護摩堂に一礼し、山門を出ると、寺の外の築地塀を彩る紅葉。参詣に来たのか写真を撮りにきたのか分からない若い女性が二人、いろいろとポーズを取って写真を撮っている。それが終わるのを待って、自分も1枚所望したら2枚も撮影してくれた。良い思い出に残る白峯寺を今日の参拝の最後として、ホテルに向かう前に少し寄り道し、五色台まで足を延ばすことにした。

 

重文の十三重塔。

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素晴らしい紅葉だった。

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重文の勅使門とその奥の頓証寺殿。

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重文の頓証寺殿。奥までは行かずに、勅使門の所で引き返す。

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山門外で写真を撮ってもらう。

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