ちゃおチャオブログ

日々の連続

四国霊場最後の巡礼(42)第八十二番札所根香寺参拝。

第八十二番札所、根香寺山門。

f:id:commodore:20210108211236j:plain

山中の古びたお寺だ。

f:id:commodore:20210108211319j:plain

山門を入ると、参道は一旦下って、本堂の前で再び石段を登る。

f:id:commodore:20210108211407j:plain

先程のツアーバスの参詣者か。大勢のお参り客だ。

f:id:commodore:20210108211447j:plain

凡そ30名ほどの参詣団。岡山から来ているとのことだ。

f:id:commodore:20210108211533j:plain

 

いよいよ今日が最後の巡礼の日となった。残り7ケ寺。途中、何らかのトラブルが生じなければ、今日中に結願達成可能だろう。午前4ケ寺、午後3ケ寺のターゲットは十分可能だ。香川は四国で一番小さなコンパクト県で、霊場間の距離も短い。特にこの辺りの丸亀、坂出、高松、琴平等々の市町村はくっ付きあっていて、多分これ等の市町村を全部まとめても、神奈川の相模原市と同じ位の市域だろう。合計の人口も似たようなものだ。従って宿泊先の丸亀駅アパホテルの朝食は6時半からだが、今日は少しばかりゆっくり出ることにした。早く行ってもお寺の山門は開いていない。

 

7時半に朝食を終わり、そのままホテルを出発。昨日五色台から走って来た道路を再びUターンする形で、五色台に向かう。今日の最初の訪問先は第八十二番根香寺。昨日のうちに巡拝し終えていれば、今日再び同じ道路を走らせることはなかったのだが、まあ、朝と夕方、同じドライブウエイでも違った光景が見えるだろう。日の出の遅い11月、丁度昨日の白峯寺への分岐点辺りに来た辺りで、旭日が里山にも差してきた。根香寺はこの峠の先だ。昨日白峯寺を後にしてホテルに向かう際、この寺の分岐道を通過しので、土地勘はある。

 

五色台ドライブウエイからこの寺の取り付け道路に入り、山門前の駐車場に車を止める。9時前、既に数台の車が止まっていて、ツアーバスも止っている。古びて、しっかりした造りの山門が目の前にある。青峰山千手院根香寺(ねごろじ)。ああ、ここは五色の峰の内の青峰だ。白峯寺が白峰。だが山号は白峯山ではなかったが・・。弘法大師創建の由緒ある寺だが、戦国時代に荒廃し、江戸になってから高松城松平氏が再興し、その時点でこの寺は真言宗から徳川家の菩提寺天台宗に変えられた。天台宗は昨日巡拝した善通寺にある智証大師の生誕地、金蔵寺もそうだった。又、6月の愛媛、明石寺もそうだった。案外多い。

 

山門を入ると参道は一旦下り、薄暗い茂みの中を進む。200m先に又登りの石段になって、そこを登った先の正面に本堂がある。先程のツアーバスの参詣者数十人が一斉に唱和している。後で聞くと、朝一番で岡山からやってきたとのことだ。瀬戸内自動車道を渡ってくれば、案外近いのかも知れない。参詣団の唱和が済んだ後、自分も同じように心経、真言を唱える。天台宗であっても、同前の仕来りだ。合唱が終わり、周囲を眺めると、この寺の紅葉も見事だ。昨日白峯寺で見事な紅葉を見ることができ、今日は今日でこの根香寺で紅葉を愛でる。二日間、良い巡礼日和だった。

 

皆さんの唱和が終わるのを待つ。

f:id:commodore:20210108211706j:plain

この寺も昨日の白峯寺同様、綺麗な紅葉だ。

f:id:commodore:20210108211753j:plain

本当に山寺の趣である。

f:id:commodore:20210108211834j:plain

参詣団のお参りが終わるをまって、自分も合唱する。

f:id:commodore:20210108211911j:plain

本堂の横には胎内潜りがあり、自分も入ってみる。

f:id:commodore:20210108211953j:plain