ちゃおチャオブログ

日々の連続

紀の国訪問記(33)田辺で昼食。

紀伊田辺駅前はロータリーになっていて、綺麗に整備されている。

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  • ここの駅前バス停から熊野本宮行のバスも出ている。東京行の長距離バスも出ている。

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駅前正面の商店街。人通りも少なく、レストランの看板も見えない。

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  • 右横の通りは、飲み屋街のような感じだ。

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和歌山からは特急で1時間少しで田辺駅に着く。この特急黒潮は白浜行きで、紀伊田辺はその一つ手前の駅だ。今日はこれから紀州最南端、串本まで行くので、田辺で乗り換えた方が便利だ。白浜は街から離れた場所に駅がある。紀勢本線の和歌山サイドは「きのくに線」と呼ばれていて、大坂方面からこの白浜までは特急を始めとして、普通電車の本数も多いが、白浜から先は本数はぐっと疎らなになって、ローカルな鉄道となる。で、この田辺から串本行の次の電車には1時間以上の待ち時間がある。この待ち時間を利用して、田辺駅前でお昼を食べることにした。

和歌山県で2番目に大きな町がどこかは知らないが、和歌山市だけが飛びぬけていて、他の2番手は皆どんぐりの背比べのような中小都市だ。田辺、新宮、有田、橋本と、どこも田舎都市のイメージではあるが、それなりに全国的な知名度はある。田辺が正式な市名であるが、JR西日本きのくに線のこの駅は紀伊田辺と呼ばれている。JR西には、他に京田辺があって、それとの混同を避ける為に、わざわざ紀伊田辺と呼んでいるのか・・。自分には分からない。

その紀伊田辺駅も新しい2階建て駅ビルで、エレベーター、エスカレーターが設置されているのは、足の悪い自分には有難い。駅前も駅ビルと同時に総合的に整備されたのか、広いロータリーになっていて、すっきりしている。そのロータリーから1本真っすぐな商店街の道路が出ているが、これが町のメインの通りだろう。中々お洒落な通りだ。さっと見渡したところ、通りは綺麗だが、人通りは無く、シャッターが降りている店が多い。レストランもないようだ。右の通りを見ると、謂わば田舎風飲み屋街。今は昼でネオンは消えているが、夜になれば賑やかになりそうだ。だが、今はコロナ禍、夜になっても死んだ町かも知れないが・・。

その横通りを歩いていると、矢張り休みの店が多い。多いのはラーメン店位で、この町へ来て昼にラーメンを食う気にもならない。しばらく先にCafe &Izakaya Time という店が開いている。外出し看板にランチのメニューも出ている。ここが良い、ここにしよう。田舎町で駅前とは言え、会社が多い訳ではない。昼の時間だからと言って、ランチに繰り出してくるサラリーマンも居ないのだろう。店内は空っぽで、奥にマスターが一人いて、「いらっしゃい」と。自分も心配になって「ランチ大丈夫ですか?」と。「勿論、どうぞ」と言って、メニューを持ってきた。昼時なのに、お客が誰も入っていない。少し可哀そうになった。明後日又この町にやってくる。ランチを食べ終えた後、「夜はやってますか?」と聞いたら、「基本、店は飲み屋ですから」と言って、壁に貼ってあるメニューを見せた。物静かで、良さそうなマスターだ。よし、明後日はこの店に来て、少しは飲んでやろう。「明後日の夜、又来ますよ」と言って、店を出た。

 

但しコロナなのか昼の時間なのか、閉まっている店が多い。

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ちょっと行った先にランチを出している店があった。Cafe &Izakaya Timeという店。

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ロータリーの正面が紀伊田辺駅。右手には弁慶の銅像が立っている。弁慶はここの出身とのこと。

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ここは又熊野古道の出発点にもなっている。

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