ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.5(火・晴れ)岸田も矢張りダメか・・。

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東証、今日も又大きく下げ、とうとう28,000円のラインを割り込む。岸田が総理に選任されてから大きく下げ続け、この3日間で2000円以上が吹き飛んだ。中国恒大破産のショックもあるが、それ以上に大きく影響しているのは岸田の金融政策だ。昨日のNYは確かに大きく下げたが、東京はそれ以上に下げた。アジアの中でも日本だけが突出している。昨日も思ったが新政権が出来れば、普通はご祝儀相場で曲がりなりにも上げるものだが、今回は市場は完全にソッポを向いている。明らかに反岸田だ。

そもそも彼は緊縮財政論者で、宏池会前総理の宮沢の系統を引いている。これだけでも市場は拒否反応を持つが、有ろうことか、昨日の記者会見では、富裕層への課税強化、株式利益への増税、等を話したのだから、市場は即反岸田で反応した。

知恵のない総理だ。これが東大2浪早稲田ボーイの限界か・・。総理が自らこんな事を言ったらならない。総理は国民を豊かにする、所得を増やすと言い続け、国民を虐めてはならない。こんなことは財務大臣とか、お得意の副総裁辺りに言わせておけばよい。

この巨額債務を返済することに、税収の増大を計るのは誰しも思うことだ。税金はお金のある所から取る。これも又当然のことだ。そうした当然のことを、総理自らが、恰も善政を行うがごとき発言で、金持ち苛めに走ったら、良いことはどこにもない。総理は緊縮、増税論者だとの悪印象を国民に植え付けるだけのことだ。補佐官は何をしていた。こんな初歩的な知恵さえも浮かばないのか。

経済を循環させ、人々の金回りが良くなり、物も金も動く。そうしてこそ税収も上がるものだが、国民から直接的に金を吸い上げる様にしたら、経済は萎縮し、失速し、却って税収は落ちてくる。

今まで7年間、アベノミクス国債を空刷して、金を市中にばら撒いたが、一向に経済はよくならなかった。金融政策一本やりで、物価2%Upを目指したが、それは7年間の実績で無理と分かった筈だ。処が、去年全国民に10万円の給付を行い、一部は消費せずに貯蓄に回した人もいたようだが、経済には好影響を与えた。2年間の自粛で本来なら倒産バタバタ、大不況に陥っていてもおかしくはないのだが、逆に戦後最良の不倒産数を記録した。お金が金融ではなく、実物として、各個人、企業にばら撒かれた結果だ。正にヘリコプターマネー。

一人10万円、1回に付き12兆円。これを年に2回、24兆円、2年続けてやれば、必ずやインフレになり、経済は活性化し、人々も潤沢になり、30年続いたデフレマインドを払拭することもできるだろう。2年で足りなければ3年やったらよい。

そうした意見を具申する人は総理の周りにはいないのか! いずれにしても、増税デフレを助長するような公言は総理自らが言うべきことではない。芝居であっても、財務大臣と総理とが口喧嘩をする位の言い争いは国民に見せた方が良い。今はもう総理であって、総理総裁の候補者でもなく、その選挙は既に終わっているのだ。いつまでも候補者の気分でいたら、総理失格になる。 

 

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