ちゃおチャオブログ

日々の連続

9.28(水・晴れ)国葬から1夜明けて。東証一時25,000円割れ。

 

 

昨日まで国を二分する大騒ぎ状態だった安倍国葬も昨日厳戒態勢の中で無事終了し、一夜明けた今日は、嘘のように静まり返った。全く台風一過の趣だ。国葬と台風を一緒にしたら、安倍さんに失礼かも知れないが、昨日までの報道、テレビ新聞等のマスコミの過熱ぶりからすると、巨大台風がばっと走り抜けて、いつもの平常が戻って来た感じだ。岸田さんもこれ以上攻撃されることもなく、取り敢えずはほっとしているに違いないが、来週3日からは特別国会が始まり、再び針の筵状態になるだろう。

紋切り型の答弁で中身が薄く、何で国民はこんなグズ男を総理に選んだかと臍を噛んでいるが、再度菅さんにカムバックしてもらうには、国民の拒否感も強く、ならば、1年前の総裁選、河野なり小泉を引っ張り出して、体制をガラっと変えない限り、自民党も日本国と同じように、真綿で首を絞められるように、ジワジワ衰退していくだろう。

 

岸田内閣に如何ほどの経済政策通がいるのかいないのか、1年前の華々しく打ち上げた国民所得倍増は、今はもう全く色あせたものになり、最近は本人すらも口にしない。チマチマと5年限りのニーサをその5年限度を撤廃するとか、経済活性策には程遠い。最大の間違いは、連休中に円安をストップする為に3兆円ものドルを売って、円を買い支えたが、それも僅か1日、今日はもう又元の144円後半に張り付いている。政策がチグハグだからだ。政府は一方で円を買っても、日銀は相変わらずマイナス金利。こんな魅力ない円を買う外人投資家などはいない。

 

30年ほど前、英国ポンドが政府とイングランド銀行のチグハグ対応で、世界中の投資家から売り浴びせられ、ポンドは瞬く間に暴落し、英国政府は莫大な損失を被った。即ち、ハゲタカファンドがその損失分そっくりを儲けたという勘定。今の日本は30年前の英国の状況と類似してきた。3兆円や5兆円の円買いではハゲタカは怯む筈はない。日銀がパンクしないことを願う次第だが、その黒田も来年3月までだ。付と借金は全て後任への置き土産。自分はバイバイと優雅な年金生活だ。いやいや欲張りだから、又どこかのゴールデンポストを狙っているかも知れない。8年前の黒田バズーカ、2%のインフレターゲットと経済成長、この8年間、全く実現できなかった。それ以上に、800兆円だった債務を今はその1.5倍の1200兆円まで膨らませている。

 

バズーカの狙う方向が間違っていて、空砲しか撃っていなかった結果が今日の敗残だ。何が間違っていたかを考えようとしない、頭の重い老人だ。この8年、いやそれ以上に過去の30年、日本は総理も総裁も人を得なかった。衰退の道を歩むだけで、今は韓国、台湾の下請け国家となっている。矢張り、小泉か河野だ。英国トラスが40代女性のように、日本の主要大臣も年齢性を設け、40代以下にすべきだ。少なくとも70以上の国会議員は全て引退してもらう。そうでもしない限り、日本は浮上できない。

 

こんなみじめ日本、日本売りも激しく、一時はとうとう25,000円を割ってしまった。700円超の下げ。岸田には歯止めする能力も無いし、元からそんな意欲も持っていない。次の総選挙の3年間、ノンベンだらりと総理の椅子に収まっているだけだ。日本は最悪の総理を選んでしまった。