ちゃおチャオブログ

日々の連続

10.7(木・曇り)東証、漸く反発。英才教育。明日から函館。

f:id:commodore:20211007182653j:plain

 

東証昨日まで8日連続で下げ続け、12年前の記録に並んだが、今日は漸く反発し、30年前の記録に並ばずに済んだ。巷では岸田ショック、という言葉が出回っているようで、彼の緊縮財政には警戒感が強い。更に、親戚の宮沢洋一を党税制調査会長に据えたのは、ダブルで人気を下げた。宮沢元総理の甥で、同じく大蔵官僚出身。国民を絞ることしか考えていない。国民に取っては全く希望の持てない布陣だ。この先の市場がどう動くかは不明だが、このまま下がり続ければ、自民大敗は間違いない。外交も大事だが、総理としては内政も熟知しなければ失格だ。この先の選挙結果を見て、総入れ替えすべきだろう。

 

真鍋さんの例を見るまでも無く、英才教育はこれからの日本の存亡、衰亡に係わる重要な問題だ。彼は四国の田舎の小中学で学業はいつも一番で、頭の良い子だった。地元の県立高校から東大理学部に進学し、気象関係を学んだが、大学院在学中に米国気象局に見いだされ、その後と渡米し、恵まれた環境の中で、数々の気象モデルをコンピューターシュミレーションし、90歳にして今回のノーベル賞受賞となった。

正に英才教育の見本のようなものであり、彼がこの時渡米しなければ、日本の貧しい環境の中で、埋もれてしまっていただろう。過去28人の受賞者の中で、文学、平和以外のほぼ8割は米国での研究成果に栄冠が与えられている。

天才、は天から与えられた才能である。数百万人、数千万人に一人しかいない。そうした天才を早期に見つけだし、英才教育を施し、後年、日本国家、世界の人々に貢献する。ふんだんにある国家予算が、無意味な、訳の分からぬところに費消され、最も重要な、彼の様な天才を育て、伸ばすところには使われていない。だから日本の天才は日本を飛び出して米国に渡って行く。

 

つい最近でも理科大の藤嶋元学長が中国政府に招かれ、上海理工大に移って行った。彼は光触媒の発見者で、有力なノーベル賞候補ではあるが、大きな頭脳流出だ。日本の大学の限られた予算では、充分な研究が出来ないとして、研究室のメンバーも引き連れて中国に渡った。日本政府は何をしているか! と怒りがこみ上げる。

明治の新生日本。少ない国家予算の中で、外人教師を招き、教育には最大の力を入れた。殖産興業の元になるものは教育だと。そんな中で英才を見出し、日本のリーダーとして、国を引っ張っていってもらった。今の政府、政治家はそれを忘れている。自分達だけがうまい汁を吸っていればそれでよいやと。このまま行ったら、日本が衰亡の道を歩んでいくしかない。

 

明日から函館。大沼公園まで足を延ばし、一足早い紅葉を楽しんでくる。駒ケ岳はもう既に冠雪か・・。

 

f:id:commodore:20211007182749j:plain