ちゃおチャオブログ

日々の連続

日帰り信州紅葉狩り(7)白樺湖、池之平へ。

横谷駐車場からは蓼科別荘地の中を通って白樺湖へ。

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今日の昼食は白樺湖、池之平。

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後ろに蓼科山の稜線も見える。

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白樺湖へやって来たのは何十年ぶりか・・。

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御射鹿池、横谷の紅葉を観光し、これから昼食会場の白樺湖、池之平に向かう。道路は蓼科山の麓の別荘地を走るビーナスラインを通って、小奇麗に手入れされた林の中を通り抜けていく。こんな静かな場所に別荘を持っていて優雅な人々だ。近くには幾つもの温泉があるので、温泉水を引いているのかも知れない。友人の大さんの知人がこの蓼科に別荘を持っていて、今コロナ禍でこの2年来てはいないようだが、毎年、この辺りにやってきていた。夏の数日、こんな静かな場所で過ごせたら、心の涵養にはなるだろう。

 

白樺湖は久しぶりにやってきた。まだ子供たちが小さい頃、家族で来て以来だ。この辺りでは比較的大きな人造湖。農業、灌漑用水の為に戦前に造成されたものだが、その大きさは先程の御射鹿池の数十倍の広さはある。尤も、去年讃岐の巡礼で見た丸亀郊外にある満濃池の大きさと比べたら、その数十分の一程の大きさしかないが・・。

 

約半世紀前、ここ白樺湖全国植樹祭が行われた。今から5-6年前、平成天皇が退位される数年前、両陛下ご臨席の上、松本で植樹祭が執り行われ、その時両陛下から4種類の苗木が植樹された。ぶな、楢の広葉樹や針葉樹に混じって、「しなの木」が植樹され、両陛下乃至テレビアナウンサーからか、この「しなの木」が長野県の旧国名信濃」の語源になったもので、科野、埴科(はにしな)などもその流れを汲むものであると。その時、半世紀前にこの白樺の地で、長野県での最初の植樹祭が行われたことの言及があった。

 

「しなの木」からは良い蜂蜜が取れるという。先程見た横谷の雑木林の中にも、蜂や虫の受粉により運ばれた樹子が零れ落ちた「しなの木」が成長し、山の賑わいを一緒になって歌っていたかも知れない。この2年、コロナによって令和天皇の現地への臨席は無く、リモートによる参加となった。リモートでは木を植えることも出来ず、種を撒くこともできない。豊かな森林文化国日本をこの先もずっと守り育てる為にも、来年こそは現地開催県に足を運び、県民、国民と共に植樹、造林する喜びを陛下自らが分かち合えるような、コロナの無い世界を願う。

 

遥か昔の事で、定かな記憶もない。

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ここも農業用の人造湖だが、先程の御射鹿池よりは数十倍も大きい。

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この湖水によって、この下の茅野、原村、富士見町等々の高原耕作地が開発されたのだ。

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半世紀前、この場所で全国植樹祭が行われた・・。

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