ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(18)宮古島博物館へ。

戦時中、この五勇士の丘は、砲兵隊の陣地になっていた。

 

記念碑の前には大きなソテツが自生していて、実を何個か拾って持ち帰る。

 

次にやって来たのは、宮古島総合博物館。

 

正面入り口の前にはフェニックスのような南国の花が植えられている。

 

 

島の人の話によれば、宮古は小さな島で、車でぐるっと回れば、1時間もあれば十分だよ、と言っていたが、確かにその通りだろう。島の大きさからすれば去年行った壱岐位の大きさか・・。北隣の対馬よりはかなり小さい。起伏も無く平坦な道路で、信号も殆ど無く、コロナ禍に限らず、人口の点から言っても渋滞はあり得ない。だから確かに1時間もあれば島中を回ることは可能だ。

 

朝、ホテルを出る時の概略行動予定は、一番に久松五勇士の記念碑を見て、次に博物館へ行こう、という計画だった。5人は2台のレンタカーに分乗し、1番車は以前来たことのある稲さん運転の先導車で、2番車は大さん運転で、自分が同乗する。五勇士の記念碑の前に半分開店休業のような雑貨店があって、我々の話し声が聞こえたのか、奥から婆さんが出てきて、一言三言話を交わす。のんびりした、生活にアクセク感の無い、実に沖縄的、南国的な婆さんだった。

 

再び2台の車列を作って博物館へ向かう。宮古飛行場の脇を通り抜け、総合運動場に向かって走り、南国植物園の奥に博物館がある。昨日一度この前まで来たが、休館だった。今日は開いているだろう。運動場は林に隠れて見えないが、植物園には見事に人はいない。南国系の珍しい草花が育成されていると思うが、人影もなく無人の林のようだ。その少し先に博物館があるが、ここにも又車は停まっていない。建物の外で暇そうにしていた女子職員に入り口の場所を聞き、館内に入る。見た処県立ではなく、市立博物館だ。去年の石垣博物館と比べると、随分立派で、特に玄関の前にある南国の花や大きなシャコ貝が目を惹いた。

 

驚くことに、ここでは70歳以上は無料だ。稲さんだけ年齢制限に引っ掛かって、幾らか知らないが入館料を払って入る。いずれにしても、無料であれ有料であれ、このコロナ禍では大赤字だろう。現に入館者は我々5人以外にはいなかったが、後からポチポチ数人が入って来た。若い人でも島の文化、歴史に興味を持つ人もいるのだ。館内には多彩な分野の展示物がある。市立の博物館で、よくこれ程の貴重な品々をあつめられたものだ。静かな館内を感心しながら、見て回った。

 

 

変った種類のハイビスカスも綺麗に咲いている。

 

静かな館内は山盛りの展示物だ。

 

大きなシャコ貝も展示されている。こんなのに足を挟まれたら、海底に引き込まれてしまうだろう。

 

海の生き物、ほら貝、海亀などもいる。