ちゃおチャオブログ

日々の連続

宮古の4日間(26)宮古島、最後の宴会。

ホテルの向かいにある北海道、アイヌの店「いころ」。

 

宮古島最後の夜は河岸を変えて、市役所通りの方面に向かった。ここは良さそうな店だ。

 

最後の飲み会、宮古泡盛八重干瀬」にブレーキが外れてしまった。

 

3泊4日の宮古島の旅。いよいよ今晩が最後の夜となる。午後6時、ホテルフロントに集まり、今晩はどこに行こうかと相談するが、別に決まった店がある訳でもない。ホテルの前のアイヌの店も良いが全体にやや割高だ。今晩は港とは反対の方向、市役所側の通りを歩くことにした。盛り場と言える程の飲食店街ではないが、そこそこに店もあり、呼び子も立っている。少し歩いた先に、如何にも沖縄風の店があり、外看板を見ると値段も安い。よし、今晩はここにしよう、と全員一致、覚束ない足取りだが、狭い階段を上って2階の店に行く。

 

沖縄風の店はかなり広いがコロナ禍で観光客は激減、しかも今日は月曜の夜、沖縄の人に取っては6時台では時間がまだ早すぎるのか、殆どガラガラの状態だ。まあ、我々で出来る範囲精一杯飲んで食って、店に貢献してやろう。料理、泡盛に関しては、沖縄慣れしている稲さんに任せるのが一番だ。彼も又手際よく料理を注文する。自分としては、昨日はアルコールを抜いたが、一昨日は如何にも飲み過ぎた。身体のどこかにまだアルコール臭が残っている気持ちもあって、遠慮しながら飲むことにした。

 

だがそれも束の間、出てきた料理、泡盛に当初の気持ちはどこかへ飛んでしまった。矢張り、お酒の魔物には敵わない。出てきた泡盛は何と「八重干瀬」。八重干瀬(やえびし、やびせ)と言っても多分沖縄の人しか知らないだろうが、これは1年に1度、春の3月大潮の日、海の中から顔を出す幻のサンゴの島だ。宮古の人はこの日を待ち構え、5キロ先の海から浮かび上がったサンゴの島へ小舟を漕ぎ出して、「浜下り」、岩礁の中に取り残された魚や海藻魚介を採取する。宮古の人に取っては待ちに待った春の到来だ。

 

宮古でしか飲めない泡盛八重干瀬」を数杯飲んで、これは旨い。知らぬ間にブレーキも外れてしまった。チャンプルやら沖縄近海の魚、今日水中公園で色々と魚の名前を覚えた筈だが、もう忘れてしった。近海のハタ類。グルクン、ミーバイよりは大きい。フエフキダイ系の魚と思うが沖縄では何と呼んでいたか・・、刺身も良いが塩焼きも美味しい。5人で食べたら瞬く間に骨になってしまった。良い店に入った。宮古島最後の思い出深い夜の晩餐となった。

 

酒も良し、料理も良し。気持ちよい最後の夜だ。

 

ああ、近海の白身魚もやってきた。

 

飲み且つ食べ、良い最後の晩餐会になった。

 

ホテルの部屋に戻って、昼間ドンキで買ったオリオンビールの桜を寝酒に飲んで寝る。