ちゃおチャオブログ

日々の連続

7.8.(土・曇り)安倍晋三儀1周忌。

 

 

安倍元総理が奈良西大寺駅前で銃撃殺害されて今日で丁度1年になる。芝増上寺では現職総理、自民幹部、泉代表等も参列し、盛大な1周忌が催された。自民元総理の1周忌に立憲代表が参列するのもどうかと思うが、これも又日本人特有の同調圧力で、出なければ出ないで批判されることを惧れ、参列したのだろう。腰が弱いというか、腰砕けと言うか、こんな程度の代表では、立憲はどうあがいても党勢の挽回はできないだろう。

 

先週奈良の巡礼に行き、最後に日に唐招提寺に参詣し、その帰り道、大和西大寺駅で下車し、現場を見て来た。3方からの道路が交差する状況は変わらないが、当時に三角コーナーは撤去され、すっきりした感じの交差点に変わっていた。今日はこの交差点のどこかに献花台が置かれ、多くの弔問客も訪れてきただろう。

 

1年前のこの日、丁度七夕の翌日の昼前、NHKで街頭演説が中継されていた。中継していたのは奈良支局の若い女性社員で、最初の発砲音を聞いて、彼女は何が起こったのか全く理解できず、カメラは宙を舞って、路上の煙を追いかけていた。まだ入局短い新人局員だったに違いない。よもやここで元総理の暗殺事件が発生するとは、夢にも思っていなかったに違いない。いや、彼女に限らず、殆どの日本人は、元総理がこんな場所で暗殺されるとは、全くの想像外だっただろう。後になってから奈良県警の警備の手薄さを非難する声が上がっているが、それは後知恵に過ぎない。

 

奈良の近鉄西大寺駅前に降り立ち、交差点を見た。交差点を囲むように数棟の中高層ビルが建っていたが、通行量の多い繁華街とは言えないような地方の駅前だ。元総理も、死後とは言え、こんな地方都市の駅前交差点までやってきて、街頭演説をする。彼も又選挙貧乏、貧乏性だったのかも知れない。選挙とその結果に追われていた。飽くなき欲があったのだ。

 

今日、派閥の5人衆が集まって、今後の方針を話し合ったとの事。5人が5人とも、一長一短があって、誰か一人強力なリーダーがいて、派閥全体を纏める力はなさそうだ。当面は5人の挙党態勢で進むようだが、いずれ幾つかの小さなグループに細分化し、安倍派は解体されていくだろう。

 

銃殺されてて1年、そんなことを思った。